動物病院では室内の温度を上げて下さったり、ペットヒーターや湯たんぽを用意して下さり、てんちゃんを温めてくれました

急に足腰が立たなくなったてんちゃんを診て

この子がどうしてこうなったかの検査をしないとこれ以上の医療は出来ないと言われ

必要な検査はして下さいとお願いし、血液検査を始め最小限の検査をして頂きました

結果は…





素人が見ても深刻な状態だとわかりました


アンモニアの数値が異常に高く、急性肝炎と肝炎による肝性脳症を発症してる事がわかりました


先生はわかりやすく、アンモニアの毒素が肝臓で処理出来ず全身、それも脳にまわり、脳がパニックを起こしてる状態だと教えて頂きました


そして、膵炎の疑いとタンパクが多い事からFIPの疑いも…


レントゲンでは腹水も胸水も見られず、疑いのみに留められました


心臓も問題無し


肝炎のための皮下点滴と皮下注射をして頂き、


極めて重篤な状態だと改めて教えて頂き、


本来なら入院レベルだけど、入院したまま亡くなってしまうリスクが高い事と、先生の大病院での経験上、入院させて1人で逝かせてしまう事は全ての治療が否定され、何よりこの子にとって可哀想だとはっきり言って下さいました


それより、家で家族みんなで看てあげた方がいいですよと言って下さいました


本当にその通りだと思いました


家に着き、まず父には高カロリーの介護食を買ってきてもらい


長女には自販機でスポーツドリンクを買ってきてもらいました



スポーツドリンクを水で薄め、スポイトで少しずつ少しずつ飲ませ


食べない介護食は少し水で薄め、無理矢理口の中に入れました


急に色々食べさせるのもリスクになります


本当に舐める程度に抑えました


すでに浅く速い呼吸になり


目も両方が変な向きになり、白目に黄疸が出始めました




(肝性脳症のため、凶暴になってるてんちゃん)


こんなに苦しんでるのに何もしてあげられず


こんな状態にしたのは自分だと責め続けました



他の猫達も心配で遠くから見守ってました


とにかく、温める事が大事だと思っていたので


手当てと言う言葉通りにひたすら摩り


みんなの気持ちが届きますようにと一晩中摩り続けました


万が一自分が眠ってる間に逝ってしまう事はさせたくありませんでした


助けたい一心と、楽にしてあげたい葛藤がありました


        


                続く