カランカラン(入口のドアの開く音)
店員:“いらっしゃいませ~”
!!
“ユンジェ、どうしたの?”
ユンジェ(入ってきた男):“ヘミ、急いで支度するんだ。”
ヘミ(店員):“え?”
ユンジェ:“いいから早くしろよ”
ヘミ:“無理だよ。まだ仕事中だもん”
ユンジェ:“いいから”
(ボソッ)“店長の奴、俺が学歴がないからってバカにしやがって。ザマァミロ”
ヘミ:“え?なに?どういうこと?何かしたの?”
ユンジェ:“店長しかいない時間見計らって強盗の真似して脅してやったんだ。”
“見ろよこれ”
“あいつ、俺らの給料減らして、店の裏の金庫に隠してやがったんだ”
♪ウ~~ウ~~(パトカーのサイレン)
ハニ:“パトカーだ。何かあったのかな?”
ユンジェ:“チッ!もうバレたのか”
男はドアの前に立ち、出入り口を塞いだ。
男性客:“ちょっとあんた、邪魔だよ。どいてくれないか。”
ユンジェ:“悪いけど外に出られちゃ困るんだよ。”
男性客:“バカなこと言ってないでどけよ!こっちは仕事に行かなきゃならないんだ。”
ユンジェ:“出さねぇっつってんだろ!(怒)”
大きな声に驚き店内の客達がユンジェに視線を向ける。
視線の先では男性客が銃を突きつけられ、真っ青な顔をしている
ユンジェ:“あんたたちも大人しくしててくれよ。大人しくしててくれりゃ、こんな物出さなくて済むんだ。”
ヘミ:“ユンジェやめて!”
“お願いだから自首して!お金返して許してもらおう?”
ユンジェ:“無理に決まってんだろそんなこと”
緊張感の走る店内
スンハを抱き寄せるハニ
スンハ:“まま?なぁに?”
ハニ:“大丈夫。ママがいるからね。”
ー1時間後ー
緊張感が張りつめた店内、精神的に疲労していく客達
スンハ:“まま~、もうおうちかえゆ。”
ハニ:“ゴメンね。もうちょっと待ってね”
スンハ:“ぱぱ~、ぱぱ~、あ~ん(泣)”
ユンジェ:“うるせぇ!黙らせろ!”
ヘミ:“ユンジェ!”
警察:“この店は完全に包囲されてるぞ。大人しく出てきなさい。”
ユンジェ:“チクショー”
ヘミ:“ユンジェ、もうやめようよ。(お腹の)この子のためにも、お願い。もうやめて”
ユンジェ:“子供のためにも捕まるわけにいかないんだろが(大声)!”
スンハ:“びえぇ~ん!!”
ユンジェ:“うるせえ!黙らせろ!”
銃口を向ける男
銃口からスンハを守るように抱きしめ、泣いてるスンハをあやすハニ
ヘミ:“ユンジェ…どうして…(涙)”
ー30分経過ー
ユンジェ:“もう限界だな。警察が踏み込む前にどうにかして出ないと…。(イライラ)”
!!
“そうだ!人質!大人は後で邪魔になるからな。子供にしよう”
(やだ!スンハのこと?)
ヘミ:“もうやめてよ(泣)”
ユンジェ:“金はあるんだ。逃げれさえすれば大丈夫だ”
近づいてくるユンジェ
(どうしょう?スンハを連れて行かれるなんて絶対ダメ!)
スンハを隠すように抱きしめるハニ
ユンジェ:“おい!その子供よこせ”
ハニ:“嫌よ!誰が渡すもんですか”
ユンジェ:“手こずらすんじゃねえよ”
必死に抵抗するが力が違いすぎる
(やだ!助けて!スンジョくん!)
スンハ:“びゃあぁ~、まま~(泣)”
奪われるスンハ
ハニ:“やめて!!スンハ!”
スンハを取り返そうとしがみつくハニ
ユンジェ:“放せ!!”
ハニ:“スンハを返して!!”
ユンジェ:“こいつ!!”
“俺の邪魔をするんじゃねぇ!!(怒)”
ヘミ: !!
“やめてー!!”
《 パァーーーーン !》
警官隊の見守る中、静まり返る店内に、悲鳴と一発の銃声が鳴り響いた。
to be continue…