翌日ー
朝食を食べに出掛けた2人。
スンジョ:“後でおまえに渡したいものがあるんだ。”
ハニ:“渡したいもの?なぁに?”
スンジョ:“…部屋に帰ったらな。”
朝食を終え、部屋に戻った2人
スンジョ:“ちょっと待ってろ”
……
スンジョ:“ほら”
リボンに包まれた箱をハニに渡す。
ハニ:“なぁに?”
嬉しそうに箱を開けるハニ
中には黒と白、2本の時計が入っていた。
ハニ:“素敵な時計♡”
“でもどうして?今年のプレゼントは旅行でしょ?なのに腕時計なんて、それも2本も!”
スンジョ:“バカ、1本は俺のだ。”
ハニ:“え?スンジョくんの?どういうこと?”
スンジョ:“まったく、お前はいつもひとりで先走り過ぎなんだ。
…その上バカで鈍感で。”
ハニ:“え?”
スンジョ:“もう何年も一緒にいるのに、まだ形にしなけりゃわからないなんて…”
ため息をつきながら、黒い時計をつけるスンジョ
ハニ:???
スンジョ:“年を取るのはお前だけじゃない。俺だって同じだ。”
ハニの腕をとり、白い時計をはめながら、スンジョが口を開く。
スンジョ:“あの日(結婚式で)誓った言葉に嘘はない”
ハニを見つめるスンジョ
“ハニ、俺はいつだっておまえのそばにいる”
“俺達はずっと同じ時を生きていくんだ”
~ペク•スンジョはオ•ハニを妻とし、いかなる時も愛し敬い…誠実な夫の務めを果たすことを誓います。~
ハニ:“スンジョくん…(涙)”
スンジョ:“もう勝手に先走って不安になったりするな”
ハニ:“うん♡”
“スンジョくん、素敵な結婚記念日をありがとう♡”
“あたしぜっったい今日のこと忘れない♡”
抱きつくハニ
ハニ:“次はスンハも連れてきてあげようね♡”
スンジョ:“そうだな。”
お前と出会ったあの日から、たくさんの時間が流れ、俺達は、男と女としてだけでなく
夫として、妻として、
医師として、看護師として、
父親として、母親として、
たくさんの顔を持つようになった。
この先、何十年という時間の中で、俺たちはどんな顔を持っていくのだろう?
スンハが結婚し、孫が生まれ、祖父母になり、年老いた俺たちは孫たちに囲まれて幸せな老後を送るんだろうか?
お前はきっとみんなに愛されるかわいいおばあちゃんになるんだろうな?
俺は、じいさんになってもお前を叱ってるんだろうか?
いや、ただお前の隣で、お前の笑顔を眺めていられればそれでいい。
子供と孫に囲まれて、おまえと過ごす穏やかな時間。
遠い未来のことなのに、想像するだけで幸せな気分になれる。
フッ(笑)おまえの妄想癖が移ったかな
ハニ、どれだけ年を取ろうと、どんなに見た目が変わろうと、お前への愛は変わらない。
俺が惹かれてやまないのは、おまえの内面から溢れ出る美しさ、その綺麗な心なのだから。
だから年を取ることを恐れる必要なんてないんだ。
おまえがおばさんになっても、
しわくちゃのおばあさんになっても、
俺にはずっとお前だけだ。
おまえだけを愛してる
人の一生なんて宇宙の年齢に比べたら、とるに足らないものだけど、それでも俺は、お前と過ごせるこの時間に感謝したい。
この揃いの時計のように、同じ時を刻みながら、ずっと一緒に生きていこう。
この命の尽きるそのときまで…
おまえは俺の全てだから
end.