旅行記の続きです。
小学校~高校まで、私は伊東で過ごしました。
その間の引っ越しは3回。
伊東は色々な景色があり、
大室山という山があります。
上から見るとこんな風ですが、下から見ると坊主頭。
この写真を、長女に見せると
「この山、見たことある!」
「幼い時だけど、覚えてるのかなぁ。特徴的でしょ。」
「ううん、飛行機で、そろそろ富士山かなぁって思ったら、この山が見えて、面白い形でしょ。緑じゃないときもある?茶色だった。」
「あるよ、この山は大きな木が生えていないからね。
秋になると草が枯れて茶色になるし、2月頃に山焼きをするから、そのあとは少しの間、黒かなぁ。山焼きは見たことないけど。」
へぇ~、飛行機から見た。そんな偶然もあるのか。面白いなぁ。
元気で時間があれば、大室山は上りたかった。
遠足でもよく行った。
小学校の頃、学校行事で登った記憶がある。
(今では徒歩での登山は禁止されています。リフトがあります!)
高校生の時の天体観測。満天の星空がこの辺りは見えたの。
通り道、大室山は、ほんのちょっとしか見れなかったけど、満足。
もうひとつ、伊東で時間をかけて、長女と過ごしたのは「東海館」。
松川沿いにある歴史ある旅館は、今は資料館です。
お部屋の中を見ることができます。
一つ一つのお部屋が工夫が凝らされていて、ため息が出ます。
昭和3年に建てられて、平成9年に廃業。
この豪華な旅館の外観は、子供のころの私にとって、当たり前の風景でした。
川沿いに下って、海に遊びに行く。
中学・高校になっても、ストレスがたまると海を見に行く。
その川沿いを通るたびに、なんて綺麗な建物だろうかと思ったのです。
数年前に、めったに会えない弟と、墓参りに行ったことがあります。
その時初めて、ここ立ち寄って、資料館になっていることを知りました。
「すごいねぇ、子供のころから、ずっと外観は見てたけど、中も凝った作りだったんだねぇ。いつか、娘を連れてきたいなぁ。」
そんな願いが叶いました。
1階にある喫茶スペースで、長女とあんみつを食べて、
外に出ると可愛いマンホールが!
そうだった。
毎年行われた灯篭流しを、上流から追いかけて追いかけて、河口まで見に行ったこと。
8月9~10日(今はどうかなぁ)には按針祭があって、海辺に花火大会を必ず見に行ったこと。
子供のころの花火大会のアナウンスが、とにかく面白くて、今でも忘れられない。
スポンサーや宣伝が入るんだけど、それ以外に「すごいすごい、拍手拍手!」とか「いけ~。おお~っ。」てね絶叫してるの。
これは、松川のたらい乗り競争です。(マンホールになってる)
川幅もそんなに広くない松川で、大人たちがたらいに乗って競争。
私たちが子供のころから行われているイベント。
今でも続いているんだ!
なんだかひょうきんな感じがします。
今回は行けなかったけれど、伊豆高原や城ケ崎、いいところいっぱいの伊東。
もっと早く子供たちを、連れてこればよかったなぁ。
コロナが収まったら、また多くの観光客が来てほしい。
がんばれ!故郷