大腸がんを放置した義兄。

自然死を望んでいた。

近くに引っ越しさせたときは、2択だと思った。

 

もうあまり生きられないならば、好きなことをさせてあげよう。

もしも、治療ができるなら、頑張って抗がん剤をしてほしい。

 

義兄は、抗がん剤を選択したが・・・

一回しただけで、それ以後できないでいる。

 

副作用が強いからではなく、癌の勢いが増したわけでもない。

 

ひどい貧血。すでに広がった癌からじわじわとどこかに出ているようだ。

入院した時から改善しない。場所もはっきりしない。

 

腸と膀胱の間に穴が開いてしまったので

膀胱炎を起こして、トイレに通っているが

この数日、ガタガタと震えを起こす寒気とともに高熱。

 

はじめはポートからの感染を疑われた。

せっかく入れたポートは抜去された。

敗血症も疑って、血液検査をした。

多分、腎盂腎炎。ばい菌が腎臓の方へ上がっていったんだ。

 

うーん 「抗生剤の点滴が始まって、おしっこの回数が減ってきた。」

ショボーン 「…。良かったね。点滴効いてるんだ。熱も落ち着くといいね。」

 

でも、少しだけ、流動食が出ていたのに、また絶食になった。

絶食していると、体調が落ち着く。

義兄は24時間点滴で、生かされている。

 

実は、こっそり隠れて、飴を食べていた義兄。

私は聞いたけど、放っておいた。

熱が出て、慌てて止めたみたいだ。

 

ただ、テレビを見て、新聞も読んで、トイレにも自分で行ける。

痛みも今はない。

貧血でフラフラするけど、ひどくなれば輸血をしてくれるし。

 

今の兄は、手術して人工肛門を作って、繋がっている膀胱をどうにかしてほしい。

少しだけ、ご飯が食べたい。

治療できるなら、してほしい。

 

でも、貧血が改善しなければ、手術はできないし、

腫瘍がデカすぎて、今のまま切ることはできない。

発熱が続く間は、抗がん剤もできない。

 

もっと大きな病院に行けば、何か方法があるだろうか。

そのかわり、私たちはほとんど会いに行けなくなる。

 

退院して好きなように過ごさせてあげたいが、

この24時間点滴をやめたら、脱水か餓死で死んでしまう。

自然死って難しいなぁ。

 

そして、死が近い感じもしない。

このまま行ったら、来年のオリンピックだって、テレビ観戦できるかも。

大腸がん、直腸がん、膀胱がんのステージ4ですが、

余命宣告は、全くされていません。

(私は、ゆっくり進行する癌くんかしら?と思ってます。)

肝臓とか、肺とかへの転移は、今のところ、なさそう…多分。

 

入院させたものの…どうしたらいいんだろう。

そして、急性期の病院なので、ほんとはいつまでも居られない。

義兄も私も、方向性が見えないことに困っている。