お医者さんへの、患者の想い | ひなこ日記 ~乳がん子ちゃんとの記録~

ひなこ日記 ~乳がん子ちゃんとの記録~

2009年 乳がん発覚 手術・放射線・抗がん剤。
2017年 乳がん転移(多発骨転移・肺転移・肝転移)
化学療法後、分子治療薬とホルモン治療など。
2020年 HBOCと診断され、7月よりリムパーザ服用
(2019年8月~2020年5月 大腸がんの義兄の記録)

このところ乳房のことで悩んでいた乳がんのお友達と

お昼のランチをした。

 

偶然にも行ってみたかったお店で、

うわぁ~、ラッキービックリマーク

串カツ定食を食べて、そのあとお茶も…。

 

少し安心して、めっちゃ笑っている顔を見ると、

私までHAPPYな気分になった。

 

その時、いろんな話をしてね…。

先生が、ほとんど診察の時に顔を見てくれないのって、

余計に不安になるよね…って話になった。

最近はパソコンで、色んなデーターを入力しなくちゃいけないし、

処方も、データー確認も。

お医者さんは、パソコンを見ている時間が長くなるけれど、

やっぱり、患者さんの顔を見て、話をしてほしいなぁってこと。

 

私の周りには、あんまりいないんだけど、

患者さんの顔をほとんど見ないで、診察を進めてしまう先生っているみたい。

どんなに頭のいい先生だったとしても、

訴えを聞くとき、せめて半分だけでも、顔を見てほしい。

(訴えを打ち込むのに、パソコンを見るのは分かるけど…。)

 

心配なことがあって、訴えても、

「大丈夫ですよ」って、パソコン見ながら言われたら、

耳で聞いて、頭の中で情報を分析して、

答えを出しているんだろうとは思うけれど、

患者は、「ちゃんと聞いてくれてるのかな?」って思ってしまうよね。

第一、パソコンに向かって「大丈夫ですよ」って、

誰に言っとるねん!って突っ込みたくなる。

 

私は、仕事上、医師の大変さをよく知っている。

医者は完ぺきではなくて、何でもできるわけではないし、

100%治せるわけでもない。「絶対に~。」とは言ってはいけない世界。

いや、絶対とは、言えない世界だとよく分かっている。

医者も人間で、命に関わるのは大変な仕事だと擁護したい気持ちもある。

 

ある耳鼻科のドクターが、外来患者さんが多すぎて、

3分どころか、2分診療なんだと、こぼしていた。

「え・・・2分診療ですか。」滝汗

3分にすると、患者さんが2~3時間待ちの人が出て来て、

風邪の子供や、熱がある人、小さいお子さんなどに負担がかかる。

本音はゆっくり診てあげたい、難しいなぁ…と。

たしかに、その先生のクリニックは外来はいつも人が大勢いる。

 

そんな医師の悩みを理解したうえでも、

お医者様に言いたい。

ちゃんと患者さんの顔、見て話をしてください!!

きちんと向き合って、説明されることが、

患者さんを納得させたり、安心させるんですよ。

 

ま、ここで吠えても、ドクターには届かないけど…笑い泣きあせる

 

話をしたら、少し気が楽になったと、おごってもらってしまい、

「忙しいのにありがとう。」って言ってくれた、乳がんのお友達なのですが、

私も方こそ、いろんな話をして元気をもらいましたラブラブ

 

うちの主治医、ムーミンパパ先生は、そんなに愛想は良くないですが、

必ず、視触診をし、時々、私の反応を見ながら説明をしてくれます。

途中からは入力をしていますけどね。

薬の名前や、難しい言葉は、検査データーの紙の隅っこに

書き込んでくれることもある。

質問をすると、手を止めて、私の表情を見る。

 

以前、副作用を心配してもらおうと、すごく具合が悪いと言ったとき、

犬「入ってくるとき、そんなでもなかったようだけどなぁ。」って言われて、

バレてる…って思ったことがある。

犬「見てないふりをして、僕は診察室に入ってくるときの歩き方や雰囲気を

実は見ているんだよ…。」と、ムーミンパパ先生は言った。

パソコン画面のカルテを見ながら、視界の端っこで観察してるんだ!!

 

そしてね、私、診察室を出る時、必ず振り向いて、

「ありがとうございました。」って言う癖があるんだけど。

そういわなくても、出ていく瞬間に、ちらりんって、先生はこっちを見る。

 

それって、すごいなぁって、今日思った。

 

もうすっかりベテランの上の方の先生だけど、

医者として、新人の時に、そう教わったのかもしれない。

 

入ってくるときから、観察すること。

乳腺医は、視触診を大切にすること。

説明が理解できているか、患者の表情を見ること。

患者が診察室を出るまで、診察であること。

 

ムーミンパパ先生の大学病院から来る、他の先生方も

どの先生も、しっかりと話を聞いてくれる。

(ムーミンパパ先生が一番そっけないかも…。)

忙しくても、ちゃんと向き合うこと、大事にしてるんだな。

 

チーム医療をしている病院の先生方が、雰囲気がいいって、患者は安心する。

 

忙しいと思いますが、全国のお医者さんにお願いします。

患者さんの顔を見て、説明をしてください。

色んな先生や部署との連携も、よろしくお願します。

 

私たち患者は、お医者さんを、本当に頼りにしながら、

病気と向き合って、治療を頑張ろうと思っているのです。

 

ま、ここで呟いても、あんまりドクターには届かないけど…笑い泣きあせる