井上昌己 - 純心[怪盗セイントテール TV-ED1][1995]
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1995年11月8日発売。17枚目のシングル。
最高位40位 登場週数4週
トップ50入りしたシングルは9枚。
井上昌己の中では3番めの売上
タイアップの効果は相応にあった
[松田聖子 - 明日へと駆け出してゆこう]の話をしたので、
[怪盗セイントテール]のEDを一通り出しておくことにします。
まず、井上昌己という歌手に対してから。
私は1995年辺りからヒット曲を中心に、
ポップスを耳にするようになりました。
ラジオのチャート番組をよく聴いていたので、
シングル曲中心の音楽の聴き方をしており、
ヒット曲を多く耳にし記憶する反面、
マイナー曲にまで手を付けることが出来ませんでした。
そして、この井上昌己という人は、
上記にあるとおり、シングルヒットがほぼない人だったので、
この[怪盗セイントテール]が初見となります。
アニメソングも1995年辺りからの開拓となっており、
この[怪盗セイントテール]は私の知りはじめの頃です。
見ていた理由の櫻井智、井上喜久子、岩男潤子というキャストによることは、
[明日へと駆け出してゆこう]の項で書きましたが、
アニメ界隈のことでは、ラジオを良く聴いていました。
この3人のラジオがかなり好きでした。
声だけでなく、話も魅力的でした。
おそらく、1995年でのアニメ界隈の開拓がなければ、
[怪盗セイントテール]はスルーしていたでしょうし、
井上昌己というミュージシャンと出会うこともなかったでしょう。
この[純心]は、私が知っている1990年代のアニメソングでも
かなり上位に挙げたい名曲です。
[怪盗セイントテール]の初回で、ほぼフルコーラスが流れ、
バックのスタッフロールの演出もよく、とても印象深い曲となりました。
ヒロインと、ヒロインを追いかけるライバル。
二人の関係を思わせる、感情のこもった楽曲だと思っています。
こういうマイナーだけど名曲との出会いが、
アニメソング[アニメタイアップ]の醍醐味に思えます。
ヒット曲しか目に入っていなかった私に、
アニメ方面からまったく違う、
ヒットとは無関係の曲が入り込んでくる。
井上昌己の作品も少しですが耳にもしました。
ただ、やはり聞く曲の量が多すぎて、
あまり深入りすることも出来ませんでしたが、
なんとなく、井上昌己というミュージシャンの全体像は見えた気がしました。
[純心]は一つ、井上昌己を凝縮した形なのではと思っています。