i☆Ris - Changing Point[魔法少女サイト TV-OP][2018]
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2018年5月9日発売。16枚目のシングル。
最高位8位 登場週数5週[歴代2番目の長さ]
累計売上は22枚中3番目
2016年以来の高水準を記録した
初の深夜アニメ主題歌の効果があったと思われる
[魔法少女育成計画]とはもとより話の内容が違い、
全くの別物であることはわかります。
ただ、言えることは[魔法少女は殺し合うものという
[魔法少女まど☆マギカ]から生まれた概念が、
十分に反映されたものであり、
非常に暗澹とした気持ちにさせられます。
何というか[魔法少女]と言っても
[魔法]が絶対的な暴力の象徴となっており、
[魔法少女]が、その絶対的な暴力で命の取り合いをする。
そんな定義がされているように思えてなりません。
[魔法少女]が、そういう悪意なりネガティブな言葉に
変わり果てていることについては、
個人的には好ましく思っていません。
確かに、深夜アニメは大人が見るもの。
視聴層に合わせて映像化する作品を選ぶのはわかりますし、
[魔法少女]が、従来のイメージとは別の定義で、
表現されていても、視聴層からは外れないことでしょう。
ただ、[魔法少女]と名前がついた命の取り合いをする作品が
いくつか続いたことには、あまりに安易な発想であると言わざるを得ません。
もし[魔法少女まどか☆マギカ]のような異色作がなければ、
[魔法少女]の定義にはならなかったであろうジャンルだからです。
とりあえずこうしておけばいいという意図を感じてしまい、
製作者側の安易な発想に辟易するのです。
私的には作品の内容については感心しませんが、
相応に視聴者はいたようで、
主題歌が[i☆Ris]にとってヒット曲になっています。
[i☆Ris]の象徴とも言えるプリパラ作品を上回り、
当時の[i☆Ris]からすれば、
頭ひとつ抜き出た楽曲になっています。
もとより[i☆Ris]が声優ユニットであることが、
深夜アニメの視聴層と上手くハマり、
従来とは違う成績を収められたのでは、
と個人的には考えています。
私のイメージで言えば、
やはり[プリパラ]の面々と[i☆Ris]は結びついており、
他の[i☆Ris]の楽曲の印象が薄めです。
この[Changing Point]も同様で、
あまり回数を聴いた記憶があるません。
それだけに、この曲がヒットしていると数字が示していても、
あまり実感がわかないのが正直なところ。
アニメファンから見て[Changing Point]が
どういう位置づけになるのかを知りたいです。