山下久美子 - Drive Me Crazy[東京大学物語 DR-ED][1994]
1994年10月25日発売。28枚目のシングル。最高位14位。
アルバム[LOVE and HATE]からのリカットシングル。
なぜ、この曲を紹介するかというと、
山下久美子の曲で、リアルタイムで私の耳に入ってきた
初めての曲だったからです。
ラジオのチャート番組を、この頃から聴くようになって、
ちょうど、チャートインしたあたりから、
ロングランしたのではないか、と思われます。
現に、リカットながら、1990年代山下久美子の
代表曲になっていますので。
この曲がリカットだったことを、
今回、この曲について調べて初めて知りました。
リカットシングルは、基本的の売上が低くなるので、
代表曲としてあがるケースは、少ないのです。
それこそ、タイアップの効果がてきめんに出る事が
条件になってきます。
私は、シングルも、収録アルバムもおそらく持っていましたが、
おそらく、中古で揃えたと思います。
中古で買ったものに発売日を見ようとは思いません。
そして、聴く分には、発売日を知る必要もなく、
結果、シングルとアルバムの発売日の時系列が合わなくなります。
この曲も、リブログ元の曲同様、布袋寅泰の作曲です。
布袋寅泰の楽曲と、強いバンド音、山下久美子の丸みを帯びた
柔らかいタッチの歌声の絶妙なバランスが見事です。
山下久美子と布袋寅泰。ミュージシャンとしていいコンビだったんですね。
だからこその結婚だったのだと思います。
山下久美子と布袋寅泰の楽曲は、二人が別れた後でも、
強い絆があった証として、残っていくのではないでしょうか。
余談。
[DRIVE ME CRAZY]が山下久美子の最後のヒットとなります。
翌年のアルバム[SUCCESS MOON]まで、
布袋寅泰のプロデュースは続き、同アルバムはトップ10入り。
アルバムでも、この作品が最後のトップ10入りになりました。
2000年以降は、オリジナルアルバムは1枚のみで、
ミニアルバム、カバーアルバム、セルフカバーアルバム、
ライブアルバムの発表が非常に多いです。
新曲を作れなくなっているのか、
新曲を出せる契約が出来ていないのか、
理由は分かりませんが、かなり不穏なものを感じます。
ただ、活動は止まっていないようなので、
20年ぶりのオリジナルフルアルバム、というような
朗報を待たれるところです。