day after tomorrow - Starry Heavens[テイルズオブシンフォニア GM-OP][2003]
2003年9月3日発売。6枚目のシングル。最高位2位[初動3位]
2003年度年間41位。[唯一の年間100入りを記録している]
累計売上約22万枚。day after tomorrow最大のヒット。
先日[Nintendo Switch][PlayStation4][Xbox ONE]対応の
リマスター版が発売されています。
考えても見れば、ゲームキューブ版が出て20周年です。
ファイナルファンタジーも[I~VI]が
Pixel Remasterとして再登場しています。
過去の稀代の名作が、最新の姿で蘇る。
素晴らしい趣向だと思います。
そういえば、上田瞳が弟とやってたと言っていました。
上田瞳はこのリマスター版はやるのでしょうか。
まあ、それはいいか。
というわけで、ゲームキューブ版の主題歌、
名曲中の名曲について改めて触れていきましょう。
言わずとしれた、倖田來未の妹であるmisonoが
ヴォーカルを務めていたユニットです。
五十嵐充のプロデュースで注目され、名曲も多いです。
同局が収録されているシングルは[moon gate]と銘打たれ
収録曲すべてがA面扱いとなっていますが、
売上に貢献したのは、間違いなくこの曲です。
テイルズシリーズの主題歌がビーイングが続く中、
エイベックスが、タイアップの権利を獲得、
day after tomorrowをヒットさせるべく、
抜かりなく準備された曲といえます。
その思惑通り、この[Starry Heavens]は
これまでのday after tomorrowの曲など
まるで相手にならないほどの、大ヒットとなりました。
テイルズシリーズは、作品によって
世界観も、表現するものも、訴えたいものも違います。
ビーイングが送り出してきたものとはかなり異なる
デジタルサウンドが主体となる楽曲となっていますが、
これについては、テイルズオブシンフォニアには
非常に合っていると思います。
メロディのメリハリの良さは非常に耳に残り、
歌詞が作り上げるシナリオと相まって、
素晴らしいドラマを生んでいると思います。
これぞ、ゲームソング。アニメソング。
作品に期待されるものを、これでもかとぶちこんでいます。
非常に見事な出来です。素晴らしい。
テイルズシリーズの凄さは、
作品と主題歌が共鳴して、魅力を高め合う点にあります。
双方のバランスの良さがあり、お互いが対等でいられる。
多くのゲームに主題歌がない中、
テイルズシリーズには、どうあっても主題歌が必要。
そう思わせてくるのは、ゲームの良さがなせる業だと思います。
テイルズの魅力を、ゲームをプレイしない人にも、
まざまざと見せつけた1曲と言って間違いないでしょう。
余談ですが、同年にmisonoの姉:倖田來未も
[real Emotion[FINAL FANTASY X-2 GM-OP]]で
年間24位を獲得、初のヒット曲を出しています。
姉妹揃って、2003年にゲームでヒット曲を出す、
なかなかに出来た偶然だと思います。