2015年のヒットを考えたときに、
どうしても外せない作品が冬のクールにいきなり登場していました。
ひとつは「アイドルマスターシンデレラガールズ」
冬と夏の分割2クール放送でした。
アイマス人気が最高潮に達していたころの放送だったこともあって、
アイマスファンのみならず、数多くのアニメファンを虜にし、
使用曲は一般的にもヒット曲とされたものが多かったです。
ここでは、[Star][Shine][Trancing Palse]を紹介しました。
いずれも、セールス面で2015年冬クールだけでなく、
2015年を代表するヒットとなりました。
そしてもうひとつ、2015年冬クールを彩った主題歌は
[海色][吹雪][艦隊これくしょん-艦これ-]の2曲です。
こちらも、ブラウザゲームの大ヒットにより
非常に高い期待値を得たうえでのアニメ化でした。
その高さは主題歌の売り上げに直に表れました。
[海色]が最高位5位、登場週数13週。
前作[エクストラマジックアワー]を遥かに凌ぐ、
AKINOにとって[創聖のアクエリオン]に次ぐヒットとなりました。
そしてED[吹雪]が6位、登場週数13週。
初動売り上げでも3万枚を超えてくるなど、
2010年代全体でもまれにみる大きな数字になりました。
そのロングランの具合にも目を見張るし、文句なしの成績です。
西沢幸奏はデビューシングルにて、規格外のヒットを手に入れました。
※ただし、以降のシングルではトップ20入りすら出来ず、
西沢幸奏と言う歌手はほとんど浸透はしませんでした。
作品の世界観をうまく使えば、大作ができたものが
作画の脆弱さ、シナリオの稚拙、重要キャラを序盤で殺すなど
いろいろなダメぶりを発揮し、2015年でも指折りの駄作とされ
艦隊これくしょん-艦これ-の名に見事な泥を塗ってしまいました。
本当にどうしてこうなった、としか言いようがありません。
ただ、ブラウザゲーム自体には、そこまでダメージはいかず
手堅くファンを確保することはできているものの、
もう、アニメ作品としての期待はなくなってしまいました。
翌年には劇場版が公開され、多少は恥を雪いだようですが。
名誉回復にまでは至らなかったようです。
ブラウザゲームのついては、のちに使用曲がシングルで切られ、
話題になっていたこともあり、
アニメとは別に、順調な動きを見せていました。
話題になった中でも、一際目立ったものを
後ほど紹介できれば、と考えています。
アニメ化については本当に勿体ないことをしています。
いい材料を無駄にしてしまいました。
アニメを制作したスタッフは罪深いです。
せめて主題歌の2曲は名曲として残って欲しいものです。
この楽曲通りの世界が作れさえすれば
名作中の名作になったというのに。惜しい、あまりに惜しい。
主題歌のヒットという話であれば、
2015年以降の作品においては、決して外すことの出来ない曲なのは確か。
成績が他とはまるで違った。これは何度も強調したい。。
2010年代後半の始まりに
2010年代後半のアニメソングへの期待を
存分に持たせてくれた[艦隊これくしょん-艦これ-]アニメの主題歌には
いまでも称賛の意を禁じえません。