小柳ルミ子 - いい気になるなよ[2000] | Music Hit Chart Analysis

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小柳ルミ子 - いい気になるなよ[2000]

 

2000年5月24日発売。51枚目のシングル。

レコードレーベル移籍第1弾シングル

チャートデータなし

 

1984年に[お久しぶりね]が大ヒットしてから、

全くヒットがなくなった小柳ルミ子。

私が小柳ルミ子と大澄賢也がセットと認識していた

1990年代でも、間隔が空きながらも、

新曲を発表していたようです。

ただし、本人がメディアに姿を見せても、

当時の新曲については何も触れられていません。

この時は、小柳ルミ子の曲ではなく、

小柳ルミ子のキャラが必要だったと言うことです。

 

そのなか、2000年代の初弾となったのが

この[いい気になるなよ]。

曲名、そして、2000年という時期。

勘のいい人はわかると思うのですが、

これは[大澄賢也]に吐きつけている言葉でしょう。

 

小柳ルミ子と大澄賢也は2000年に離婚しています。

このきょくが制作されていた段階でも、

もう離婚の話が進んでいたのだと思います。

歌詞からすると、大澄賢也がだらしなかった、

ということなのでしょうか。

小柳ルミ子に大澄賢也がついていけなくなった。

小柳ルミ子はきつそうですし、仕方がないですね。

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1971年[わたしの城下町]でのデビューから30年。

すっかり、きついおばさんとなっていました。

勿論体系の維持は見事ですし、歌も衰えはありません。

おばさんというのは失礼かもしれませんが、

キャラクターからして、精神の若さは感じられません。

30年経ってこんなに変わってしまったのか。

小柳ルミ子のデビューから知っている人は、

かなり残念な気持ちになっていたかも知れません。

 

私としても、小柳ルミ子のイメージは、

跳ねっ返りで、きれいな歌をうたうような人ではありません。

[わたしの城下町][瀬戸の花嫁]を歌われても、

どうも違和感がしてなりません。

[お久しぶりね]の演奏頻度が高いのは、

小柳ルミ子の現在から考えて、

一番映える、納得できる曲だからかも知れません。

 

この曲こそが、2000年時、そして今の小柳ルミ子を

見事に表現している楽曲のように思えます。

かっこよく、強かになった小柳ルミ子の姿が

鏡写しになっているかのようです。