紅白歌合戦出場者に対する大衆の反応 | 棚卸し

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このブログは私の人生を振り返るものです。
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人の不幸な人生を見たい方、いらっしゃい。
そして、心から嘲笑えばよいでしょう。

次は、大衆の音楽の認識について、

[紅白歌合戦出場者]を使ってみてみましょう。

 

 

まず、私が紅白歌合戦の意味合いとして

[今年のヒット曲を聴いて、一年を締め括る]

があると思っています。

現に、かつてはヒット曲を出した歌手が出場し、

大衆が紅白歌合戦を見て大晦日を過ごすが当たり前だったのです。

 

しかし、この[ヒット曲を聴いて締め括る]が

現在では全く出来ません。

なぜなら[ヒット曲が若者のものでしかない]からです。

私は、オリコンやビルボードチャートで、

今の音楽の流行り、ヒット曲を把握しています。

 

本来[ヒットチャートにいるものがヒット曲]であり、

紅白歌合戦のもともとの定義を考えた時、

[オリコンやビルボードの上位にいる曲が選ばれる]のが、

至極当然のこととなります。

しかし、このヒット曲を選ぶ当たり前をするとどうなるか

[若者に媚びている]と言う非難が生まれます。

 

私から見て、ヒットチャート上位にいるミュージシャンが

かなり選ばれている印象があるので、

選出自体には間違いはないと思っています。

間違ったことをしていないのに非難されるのは

NHKにとっては理不尽でしょう。

現在のヒットチャートが若者のものでしかないからこそ、

今年のヒットで締め括るをしてしまうと、

[若者にしか意識が行っていない]となってしまうのです。

 

韓国やジャニーズばっかりと言う非難があっても、

人気があったり、ブームを起こしており、

音楽業界に大きな力を持っている以上、

[現在のヒット曲]と言う枠で考えた場合には、

[韓国][ジャニーズ]が選ばれるのは不当だ、

と言う意見は成り立たなくなるなります。

ビルボードチャートには、韓国勢が数多ランクインしているのです。

 

それだけ、一年をヒット曲で締め括るという

従来の[紅白歌合戦]のテーマには沿っています。

もし、[韓国][ジャニーズ]ばかりという非難をするのなら、

他の不甲斐ないミュージシャンに対して向けるべきでしょう。

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とは言え、上記の声が上がるのも理解は出来ます。

私も、オリコンやビルボードをチェックしているからこそ、

現在のヒットを把握できるのであって、

そのチェックをしなくなれば、訳が分らない奴らばっかだ、

と言う感想になることはまず間違いありません。

 

仮にヒットチャートの上位にいたとしても、

ヒットチャートの上位にいるだけに過ぎず、

大衆への広がりは皆無と言っていいでしょう。

それこそ、中高年には全く情報が回らないほど、

閉鎖的であると言わざるを得ません。

 

ビルボードチャートの得点の多くは

[ストリーミング再生数]です。

[サブスクリプション]を利用している年層は、

恐らく若年層が中心になっていて、

年層が上がるごとに、急速に利用者が減ります。

[ストリーミング再生数]に関係しているのは若年層なら、

ヒットチャートを作っているのは若年層であり、

中高年層はほぼ関与していないことになります。

 

そして、ヒットしているという感覚を持っているのは、

若年層のみになっていきます。

ヒットを作っているのが若年層であり、

ヒットが広がっていくのもまた若年層のみで、

中高年層が触れる余地は一切ありません。

それが故に、出場者に対して[お前ら誰だ?]となります。

現在のヒットチャートにいるかどうかなど、

もはや問題ではないのです。

 

なにやら、「なぜこの人が選ばれたのか」と

「どういう基準で選んだのか」

「なぜこの人は選ばれなかったのか」と

「何が問題で選ばれなかったのか」「誰にオファーしたのか」と

「誰にOKをもらえて、誰に断られたのか」

「追加出場はあるのか」と「現在、誰に交渉中なのか」

これらを求める声があがっているようですが、

このような裏事情を話せるわけもなく、話す必要もないでしょう。

 

例えば、[交渉したら断られた人]を挙げた場合、

断った側が[傲慢だ]と言う非難を浴びかねません。

[なぜこの人が選ばれたのか]についても、

データや情報、背景を見れば説明がつく人も多いです。

これについては、正直無知な方が悪いのです。

これは、選ばれなかった理由についても同じでしょう。

そして、これは[断られた]と言うところにも繋がります。

上位の人に断られたから、下位の人へお鉢が回った。

それだけの話しだったりもします。

 

それに仮に説明した所で[その理由は不当だ]

と言う声はまず間違いなく上がるでしょうから、

説明するだけ無駄でしょう。

もはや、誰を選んでも文句が出る。説明しても無駄。

紅白歌合戦は八方塞がりでしょう。

 

紅白歌合戦の八方塞がりは、

今の音楽業界の在り方、流行の形、

音楽に求められるものは何なのか。

今の日本の音楽が持つ問題そのものです。

 

ひとまず、今のヒット曲と呼ばれるものが

[ごく極めて範囲の狭い若年層のみが作り出している]

そして、[若年層の中で閉鎖されている]事実は、

紅白歌合戦の根本の意味を壊しています。

 

もはや紅白歌合戦を続けることに意味があるのか、

紅白歌合戦は不要なのではないか。

毎年毎年この意見の噴出は加速していくでしょう。

もはや、時代が紅白歌合戦を壊しているのです。

それ故に、私は紅白歌合戦を非難する気は

今は、そこまでありません。