[Fate]と[ソードアート・オンライン]で
最大ヒットを飛ばしている5本柱:
最後は[春奈るな]です。
早速楽曲紹介に参りましょう。
空は高く風は歌う[Fate/Zero TV-ED2][2012]
Fate/Zeroは[2011年秋]と[2012年春]の分割2クールで放送されました。
春奈るなのデビュー曲です。
最高位は13位とLiSAや藍井エイルに引けを取るものの、
楽曲が抱える絶望感を見事に歌い上げ
とても心に残る楽曲に仕上げています。
Fate/Zeroの世界を反映させたことがはまり、
デビュー曲にして13位をマークできたと言えます。
それだけ、この作品が持つ意味はとても大きいのです。
5本柱の3本を
実にFate/Zeroから輩出されたと言う。
それだけ、ソニーのFate/Zeroへの信頼が厚かった。
そして、その期待に見事に応えた、ということです。
ここを足がかりに、SAOへと歩を進めていきます。
Overfly[ソードアート・オンライン TV-ED2][2012]
Fate/Zeroでのデビューから半年後、
LiSAと同じく、ソードアート・オンラインを続けて送り込んできました。
藍井エイルはFate/Zeroとソードアート・オンラインの間に
機動戦士ガンダムAGEの主題歌を担当しているため、
直行というわけではありません。
まあ、ガンダムAGEの曲はヒットしなかったので
実質直行と言っても良いかもしれません。
春奈るなは
この曲で唯一のトップ10入り[最高位7位]を記録し、
現段階でも、春奈るなの最大ヒット曲です。
実際の枚数でも約2万枚という
深夜アニメにしては破格の数値になっています。
順位は他の曲の兼ね合いもあるので
実際の数値が分かればそちらのほうが
説明しやすいのですが、資料が残ってなくて。
ただ、
これだけの枚数を売れば、トップ10入りなんて余裕。
ってことは確かです。
もう一曲SAO関連の曲があります。
春奈るなのセールスはSAOの1,2で
Fate/Zeroが3位になっっています。
Startear[ソードアート・オンラインII TV-ED1][2014]
Overflyから2年間で、春奈るなは
着実にトップ20入りのシングルを連発していました。
[トップ20入りしたものは[化物語]を始めとした
物語シリーズの主題歌だったため、高順位だったのもある]
最高位こそ、直近のシングルと変わらなかったものの
他の曲よりも遥かにロングランしました。
その結果、春奈るなの売上第2位になっています。
チャートインについてのお話です。
上記の3曲は深夜アニメにしては
ロングランしたと思われます。
そして、奇しくもこの3曲は
オリコン上で、登場週数が10になっています。
この3曲は拮抗していた。ということです。
そこで。
LiSAと藍井エイルについては
他にも、という話になるのですが、
春奈るなは、この3曲のみしか
FateとSAOを担当していません。
[アニメについてです。
ゲームの担当はありますが、
ここでは話をしません]
春奈るなとLiSA・藍井エイルとは
もともとのキャラクターに違いがあり、
LiSAや藍井エイルが燃え系というなら
春奈るなは萌え系です。
歌唱力は十分にあるため、
Fate・SAOの作風にも十分に耐えられます。
しかしながら、本領はラブコメです。
代表としてあげられるのがこちらです。
他の路線の代表曲があるのが
上記二人との大きな差ですね。
君色シグナル[冴えない彼女[ヒロイン]の育て方 TV-OP][2015]
通称[冴えカノ] 最高位21位。
売上こそ、物語シリーズの曲に負けますが
歌声の印象で言えば、こちらのほうが断然耳に残ります。
これが、春奈るなの本領なのです。
もとより、ソニーはこの方面を春奈るなに
固めさせるつもりだったのでしょう。
ただ、その前に、地盤を固めることにし
FateとSAOを担当させた、というわけですね。
有無を言わさぬ歌唱力を示してから
こっちへ引っ張り込めば、
より一層リスナーの耳に打ち付けることが出来る。
まさに、そうだと思います。
ある意味。
FateやSAOよりも、冴えカノのほうが
春奈るなを代表するものとしたほうが
正しいかもしれないですね。。