先程の続きです。
アニメロサマーライブ2022にて、
知っている曲が演奏される可能性が低い。
それで、イベントを楽しめるものなのか。
ていう疑問を呈しました。
知らない曲ばかりが演奏されるという根拠として
アニソンのヒットが年々減ってきて、
知名度の低い曲ばかりが送り出されている。
よって、登場が近い時期になればなるほど、
知らない曲ばかりになる。
鉄板曲と呼べるものも前の時代の曲が多い。
そして、私から見ての鉄板なので、
参加者に当てはまるかどうかはわからない。
というように、過去と現在のアニソンのヒットには
明らかな温度差があり、知名度の確保には、
過去曲に頼らざるをえない、という状態です。
まず、これが、アニメロサマーライブで演奏される曲の多くが
知らないものになる、という言い分の根拠です。
そして、もうひとつ。
知らない曲が増える理由があります。
今回は、その話になります。
アニメロサマーライブの演奏曲に知らない曲が増える理由
それは
コンテンツ内ユニットの多さ
です。
例えば、初日に参加する
「月のテンペスト」「サニーピース」は
アイドリープライドに登場するユニットです。
同様に
「MerMaid」「燐舞曲」「4U」はDJD4
「RAISE A SUIREN」「GYROAXIA」はBanG Dream!
「ウマ娘プリティーダービー」はそのまま、
「777☆SISTERS」「KARAKURI」はTokyo 7th シスターズ
など、結構多いのです。
気づけば、2大巨頭の「アイドルマスター」「ラブライブ!」がいないな。
まあ、それはともかく。
では、なぜコンテンツ内ユニットが多いと
知らない曲増えるかと言えば、
「ユニットがコンテンツ内で閉じられており
コンテンツに触れていないと、知る由もない」
からです。
これらのコンテンツは、テレビにせよ、映画にせよ、
アニメ化されている作品ではあります。
しかし、そのアニメの中で使われている曲は限られていています。
これらのコンテンツはゲーム発祥であり、
楽曲の多くが、ゲームで登場します。
ゲームをやっていなければ、何を演奏されても、
わかりようはずがありません。
一般の歌手・ミュージシャンであれば、
いろいろな作品の主題歌を歌っているので、
見ているアニメの中に含まれている場合もあり、
知っているケースも考えられます。
しかし、コンテンツ内ユニットだと、
そのコンテンツのみなので、枠が狭まり、
イベント参加者の網に掛かりにくくなります。
作品のファンしか楽しめない。
閉鎖空間が生まれてしまいます。
仮に、大ヒットコンテンツ
今回の場合「ウマ娘プリティーダービー」なら
ゲームをしていなくても、情報が回ってくる
例えば、「うまぴょい伝説」のような曲も出てきます。
これなら、おそらく、参加者全員で盛り上がれることでしょう。
テレビアニメの主題歌も、ロングランしました。
テレビアニメの方面からの演奏もいいでしょう。
ですが、他のコンテンツに、
風のうわさが起きるような強さはありません。
コンテンツの大きさを比べてみます。
これらのゲームの売上金額を見てみます。
これは、2022年7月の値です。
アイドリープライドが1.62億円
D4DJ Groovy Mixが0.61億
BanG Dreamが1.86億
Tokyo 7th シスターズが0.26億
ウマ娘プリティーダービーが61億
力の差は歴然です。
そして、そのウマ娘プリティーダービーですら
一般的に知られている曲は限られています。
曲の知名度は、推して知るべしです。
上記の作品のユニットに出てこられたところで、
知らない曲ばかりになること請け合いです。
出演者の枠を埋めるために、
コンテンツ内ユニットを出す。苦肉の策に見えます。
しかも、BanG Dream!でも
中心である、Poppin'PartyとRoseliaは出てきません。
これらのユニットの曲も知っとけ、無理な注文です。
これが、アニメロサマーライブの演奏曲は
知らない曲ばかりになるという根拠のひとつです。
私からすると、アニメロサマーライブは
年を追うごとにつまらなくなっていくように思います。
目玉となるような、突出した札も見受けません。
参加している人は、どれくらいの知識を持って、
どういう心境で、イベントを楽しんでいるのでしょう。
私には、残念ながら想像がつきません。