以下の記事が、8月12日付
公式ジャンル[音楽レビュー]で137位
公式ハッシュタグ[MRCHILDREN]で16位を
記録しました。
今回は少し戻って、フェイクとは違う、
力強い一曲を出してきましょう。
Mr.Children - I'LL BE[Single Version][1999]
1999年5月12日発売。17枚目のシングル。最高位1位。
活動休止から復活した姿を見せつけた[DISCOVERY]からのリカットシングルで、
その影響からか、累計売上は約30万枚と、
CDの売上が激減していった2000年代まで含めても、
Mr.Childrenの中でも最低値であり、影に隠れてしまっています。
ミスチルのファンからは人気が高くても、一般的な知名度は低いと思われます。
更には、ベスト・アルバム[1996-2000]にも未収録であり、
このシングルバージョンは、浸透しようにも、条件が悪すぎました。
更に、このシングルバージョンと、
[DISCOVERY]に収録されているアルバムヴァージョンは
全くの別物となっています。
シングルバージョンは、非常に堅いロックになっていますが、
アルバムヴァージョンは、非常にスローテンポで、
アレンジもアコースティックギター中心に落ち着いたところからはじまり
まるで語りかけるかのような歌い方で、演奏時間は実に9分という。
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同じ曲でも、シングルバージョンとアルバムヴァージョンでは、
持っている意味がまるで別物という、
なかなかないタイプのシングルカットと言えるでしょう。
そして、このアルバムヴァージョンもベストに収録されていません。
Mr.Childrenは、一時期、デビュー25周年を記念して
配信限定のベスト・アルバム[Thanksgiving]と銘打った作品を
時期別に2作出しています。
そこには、I'LL BEのシングルバージョンは収録されていましたが
今は、販売を終了しています。非常に惜しく思います。
この曲は、シングルバージョン、アルバムヴァージョン共に気に入っていて
かなりの頻度で聴いていたのを覚えています。
シングルのヒットの度合いも、オンタイムで知っていたため、
なぜ、ここまで別物になっているのに、
ミスチルファンの食指が伸びなかったのが、不思議でした。
今考えると、I'LL BEのアルバムヴァージョンの印象が強すぎて
シングルバージョンが受け入れられなかったのかな、と思います。
力強さに違いはありませんが、アルバムヴァージョンのほうが根が深い。
今回にあるものの大きさが違う。そう感じられたのかもしれません。