Mr.Children - シーソーゲーム~勇敢な恋の歌~[1995]
8月に発売されたシングル。
オリコン年間チャート5位を獲得、約180万枚を売り上げた。
ミスチル絶頂期の象徴となる一曲で、まさに破竹の勢いと言えた。
[それがゆえに、1996年の深海までの流れに、絶句させられたのだが]
この時点で、CROSS ROADから6曲連続でのミリオン。
そして、それぞれの曲のバリエーションも豊富で、
どの可能性も見せてくれていた時期にあった。
結果として、1995年の締めとなったこの曲にも、
とても強い力が宿っていたように思う。
1995年は、28タイトルものミリオンセラーが誕生し、
CDシングルが最も売れた年だったと記憶している。
そのヒット曲の中で、どれだけの曲が残っているのか、
と考えることがよくある。
この曲も、売上こそ桁外れなものの、
ミスチルには、もっとビッグヒットがあると考えると、
どうなのかな、と思えてくるわけだ。
当時の曲の勢いからすれば、そうはならないとは思いつつも、
そういう心配があったりするわけで。
今聴いても、この突き抜ける爽快感は凄まじいものがあり、
これもまた、ミスチルの看板となる曲なんだな、と改めて感じる。
そして、この曲の売上等全額が、
同年に発生した阪神・淡路大震災の義援金に当てられたことも
特筆しておくことだと思うので、最後に記します。