音源収集で気づいたこと。 | 棚卸し

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そして、心から嘲笑えばよいでしょう。

音源収集の基本は

[ジャンク品を買って音を取り、すぐに捨てる].

ジャンク品といえばレンタル使用品。

通常の中古を取り扱う店の価格より

はるかに安く売られていることが大抵。

そして、大きな店舗の場合、

マニアックなミュージシャンのものもある。

音源収集を趣味としている僕としては

非常にありがたいものだったりする。

直近ではアルバムが50円で売られている店を見つけ、

何も考えずに、百枚単位で買い込んでいくこともしばしば。

うん。。

持っていない音源は果てしない。延々続くことだろう。

 

そのさなか。感じざるをえないことがひとつ。

身近にあったTSUTAYAがことごとくなくなっている。

音楽はデジタル販売や動画視聴。

CDを使わない聴き方が主流となっている。

動画も、定額で見放題のコンテンツが増え、

こちらも、DVD/BDを持たないで見るスタイルが

大いに広がってきている。

メディアをレンタルするというスタイルが時代からずれてきた。

よって、ユーザーが減る一方になった。

 

どうやら。

年100店舗ベースで閉店が続いているらしい。

どおりで。

僕の近辺にあったTSUTAYAは10件以上だったのが

いまは、行動範囲内では5件になってしまった。

そして、その5件はいずれも

レンタル使用商品が、以前よりも投げ売りされる傾向にある。

これも、閉店に向かう道筋を示しているのか。

音源収集の基本が失われているのが

かなり痛く感じられる。

 

 

 

 

 

 

とは言っても。

時代から外れたものは自然淘汰されるもの。

露骨に出てきている。

TSUTAYAが悪いというよりも、時代が前へ進みすぎた。

結果、業態が合わなくなった。そういうのが正しいと思われる。

 

ただ。

そうなっては困るものだってある。

音楽で言うなら、旧譜について。

すべての作品がデジタル配信されているわけではない。

CDでしか手に入らない音源については

購入かレンタルという選択をせざるを得ない。

 

さらに。

購入するにも廃盤になっているものもある。

そして、そういったものが稀にレンタル店に残っている。

友人が、中古で買おうものなら

5万円はくだらないものをレンタルで見つけて

ホクホク顔だったことを思い出す。

レンタルCDにも需要があり、

どうしても、手に入れるには使うしかない時がある。

 

そして。

配信によるアルバム販売の価格は

僕の感覚で言うならば高い。

ほぼ、パッケージ版と同じ価格だ。

パッケージ版を売るためにかかる費用

[製造費、輸送費、人件費などなど]がないのに

安くならないのはどういうことなのか。

さらに。

旧譜でも同等の価格になっていることが多く見られる。

中古店では、相応に値が下がっているものでも

デジタル販売でセールなどでの値引きはない。

デジタル販売のアルバムの高さを考えると

パッケージ商品を求める声、

レンタルや廉価な中古商品の存在

まちがいなく、上がり続けることだろう。

 

コンテンツのデジタル化が進む一方で

扱う商品の数や価格が枷となって

どうあっても、パッケージ商品

そして、それらを扱うレンタル店の存在は

欠かすことができないのも現状。

ジャンク品での音源回収をする僕としても

TSUTAYAがなくなってもらっては困る。

100枚を買い込んで得られる音源は素晴らしい。

この素晴らしさ、手放せるわけがなかろう。

 

そんな、

レンタル店で一切レンタルをしない僕が

レンタル店の存続を熱望しているわけでして。

デジタル販売がもっと便利で廉価になれば考える余地ありだが、

いまのようでは、とてもとても。

僕のデジタル化はまだまだ先になるようだ。