全日本CDショップ店員大賞 | 棚卸し

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全日本CDショップ店員大賞

年末になって、ふと思い出す。

そういえば、CDショップ大賞って
話題に上がらなくなったな。



ほんの数年前は
「名作の指標」として
音楽ニュースにも挙げられていたのだが
去年、一昨年と見た覚えがない


今年発表された作品については
現在、投票募集中で決定、発表は
翌年の春頃を予定してるとか。


名前のとおり、CDショップ店員が選ぶ名作
この大賞を受賞することになる。
「ショップ店員」は商品であるCDのプロ。
耳は肥えており、並の作品では納得しない。


このCDショップ大賞に名前が挙がることが
「本当に良い音楽作品」の証であり、
その年を端的に表したもの。
勿論、大ヒット作品から知る人ぞ知る名作
混在している。
そのため、入賞作品のリストを見ると
とてもおもしろさを感じられる。
なかなかに、良い趣向だったりする。

個人的にも、CDショップ大賞のニュースを聞くと
名前があがっている作品を
少々でも耳にしたのを覚えている。


このCDショップ大賞で
気がかりなことを耳にしたことがある。
その性質上
①作品のプロモーションのために
 恣意的に入賞させている作品がある。


②売れている作品を挙げたのでは
 この賞のコンセプトには合わず、意味がない。


こういった否定的な意見。
どうなのだろう。

 

 

 

 

 


①を考えてみる。
たしかに。
ここに入賞すれば、


「名前を大衆に知らせられる。(認知される)」
「名作の証が付き、売れる。(意図的なヒットを作る)」
 

と言った効果が期待できる。
現に「そうなんじゃないのか」と疑われるような
音楽ファンからすると「駄作」と思われる、
新しいミュージシャンのものが入っていた。
などという、不穏な話も耳にした。

②についても。
この賞の元々の意味は
「まだまだ知られていない名作を発掘し、
 より良い音楽を提案していく。」

だったようだ。
なので、大ヒット作を挙げてしまうと
「今更何を言っている。
 当たり前過ぎて、何も面白くない。」

と、賞自体の価値を減退させる。

こういう意見が聞こえてきている。
そして、この二つがあることで
「CDショップ大賞」の報道が減り
意味合い、権威が落ちたのでは、と思う。


ここで考えるのは。

①については、物的証拠がない。

「駄作が入っている」という状況証拠はある。
多くの人間が思ったようなので、
より信憑性が増す
統計学的にも叶うくらいにはなるらしい。

ただ、裁判で言うならば
「物的証拠がない」場合に
有罪とすることは難しい
よほど、状況証拠を集めないと
有罪と断定できない。

それこそ、「CDショップ大賞」の審査が
八百長であると関係者が資料をリークする。
くらいの自体が起きなければ、決められない。
実際にあったかどうかはわからない。
ただ、それだけ重たい内容であり
そうやすやすと疑いはかけられない

 




②については、良いものを選ぶのに
着目することもまた、コンセプトの一つではないか。



「隠れた名作を発掘する」
とても素晴らしいこと
であり、
大衆に新しい音楽ライフを提供する。
とても価値があることだ。
なので、CDショップ大賞が
「紹介」を主眼に置くものならば
「隠れた名作だけ」を選ぶのは理にかなっている。

しかし。
本当に「隠れた名作を紹介する」ことだけ
CDショップ大賞の役割だろうか。
音楽ファンの勝手な思い込みの可能性はないか。
むしろ、音楽ファンにとって
「誰でも知っている作品」でも
大衆が知らない可能性はないか。
そう、僕は疑ってみたりする。

最近のヒットは非常に分かりづらい。
チャートを見てもよくわからない。
生活で感じる雰囲気もあまりない。


僕が知っている、
それこそ20年前程度に比べると
ヒット作の知識について
大衆は明らかに足りていない。


なれば、どんなヒット作でも
紹介する意味は十分にある。

ただ、CDショップ大賞を見る人が
「そこまでの音楽素人」かどうかは
別の話になるので、なんとも言えないが。


去年のラインナップをみて、
なにげに面白いものが揃っていると感心する。
今年はどうなるだろうか。
期待して待つとしよう。

 

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