カバーに期待するのは
[原曲への理解の尊重][オリジナリティの発揮]
相反する二つを両立させる。
ただ歌えば良いわけではない。
それこそ、ただのカラオケではないのだから。
というわけで、今回もカバーを聴いてみます。
カバーが難しいのではないか、と
思われるものに触れてみたいと思います。
今日取り上げるのは
LiSAの代表曲の一つ[Rising Hope]
[Fate][SAO]以外のヒットです。
むしろ、この二つ以外ではそれしかないかも。
[Fate][SAO]よりも非常にテンポが速く、
非常に高い温度を感じる曲になっています。
コーラス間のキーボードの音もアクセントとして素晴らしい。
さらに、第2コーラスの入りのまくし立てる部分が
この曲の最大の特性であり、
さらに加熱して、ヴォルテージを上げてきます。
常に攻めの姿勢を見せ、勢いで突っ切っていきます。
アニメの開始当初の期待値は裏腹に
作品自体が一気に失速する中、
この曲だけはとても高い評価を得ました。
だからこそのLiSAを語る上で
欠かすことができない楽曲になっています。
YUUIさんのカバーを見てみましょう。
入りのギターの重さにまず驚きます。
原曲はポップよりの寄りを残してる分、
これだけ重い音を入れてくるとなると
歌についてはLiSAと全く違うものを
持っていく必要が出ています。
肝心の歌なのですが、
LiSAよりも澄んでいるように思えます。
LiSAが少しがなっているように聴こえる分、
歌声の綺麗さが際立って聴こえます。
さらに言えば、音の重さとの組み合わせも良くできており、
上手くバランス調整ができているのもポイントです。
総じて。
とても非常に耳に入ってきやすくあり、
原曲との比較する余地も沿う部分も見られ
こちらの要求にもかなっています。
今回も、こういう作品を聴けたよかったです。
次は何を聴きましょうか。考えておきましょうかね。