MISIAの名曲にベストアルバムを思い出す。 | 棚卸し

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こんにちは!

 

ふと、この名曲が頭に浮かんだびました。

 

MISIA - Everything[2000]

 やまとなでしこ DR-TM

 

言わずと知れたMISIAの最大ヒット曲です。

約半年間、オリコンチャートにランクインし、

2000年、2001年の年間チャート上位に食い込みました。

累計売上もダブルミリオンに達するなど、

当時、CDの売上が毎年下がる中、

大健闘したものを思い出します。

 

そして。

この曲と一緒に思い出されたのが、

MISIAの最初のベスト盤「Graetest Hits」でした。

 

このベストアルバムは、2002年に

MISIAがエイベックスに移籍する際に出されたものです。

勿論、上記しました「Everything」も収録されています。

1998年「つつみこむように」がロングランヒットして、

一躍人気歌手となりました。

オリジナルアルバムも200万枚を超える売上となり

女性歌手最上位に君臨しました。

それだけに、このベストアルバムも大ヒットが期待されました。

 

ところが。

このベストアルバムは200万枚には届きませんでした。

オリジナルアルバムに届かなかったことは

CDの売上の低迷に苦しむCDショップには

とてもダメージが大きかったようです。

期待を大きく裏切られたのです。

このベストアルバムの不発で

「もう無理だ」と店を畳んだ小規模店も

少なからずあったと聞いています。

それだけ。

CDショップがビッグタイトルのヒットに左右される

危うい状態だったことがわかります。

 

 

では、ベストアルバムにも拘らず、

オリジナルアルバムよりも売上が出なかったのか。

それは、

「MISIAはシングルよりもアルバムが売れるタイプ」であり

「シングルヒットの数が少なく、曲ごとのインパクトも弱い」事が

あげられます。

MISIAはベストアルバム発売までに

9タイトルのシングルを発表しています。

殆どのタイトルはオリコン年間トップ100

ランクインしています。

決してヒットしていないわけではありません。

[発表したシングルの少なさはマイナスだと思われます。

 ベストアルバムはシングルヒットが基本です。

 収録されるシングルが少なければ、魅力は減ります。

 デビューから4年弱でのベストですので、

 そうしてもそうなってしまうのは仕方がありません。]

 

 

 

 

 

 

 

ただ。

年間トップ20レベルの

「その年を代表すると言うべき」曲は

「Everything」しかありません。

ベストアルバムはライト層向けです。

ヒットはあれど、ビッグヒットがないのでは

ライト層への説得力は小さくなります。

それに。

ある程度の小さなヒットは

ファンによる購買でも出せますので

なお、ライト層への影響は少ないのです。

 

 

 

MISIA - つつみ込むように[1998]

 

MISIAのデビュー曲にして第2ヒット。

正直、大衆的に印象に残っていたのは

コレとEverythingの2曲のみだった可能性もあります。

 

ヒットのレベルもそうであるのと同時に

「曲が持つインパクト、推進力」が

MISIAのシングルには足りなかったように思えてなりません。

ライト層の耳に残っている楽曲が

ベストアルバム発売時には、

思いの外なかったと思われます。

それこそ、売上よりも小さい印象になっていたように

オンタイムの雰囲気で感じ取っていました。

 

1990年代は「ベストアルバム」が異常に売れました。

それだけに、大人気のMISIAのベストアルバムは

オリジナルアルバム以上のヒットは見込まれました。

売上が期待を裏切ってしまったのは

MISIAの人気や楽曲、特性によるところが大きいものの、

「ベストアルバムは売れる」神話が

崩れ始めたことも意味していました。

随分昔の話です。

この時代の音楽を知っている人なら

ここで書いている事象がわかると思います。

 

懐かしいものを思い出しましたので書き起こしてみました。

今度は逆の例も書いてようかな、と思ったりします。