福島区歴史研究会で地蔵さんを話します | 晴耕雨読 -田野 登-

晴耕雨読 -田野 登-

大阪のマチを歩いてて、空を見上げる。モクモク沸き立つ雲。
そんなとき、空の片隅にみつけた高い空。透けた雲、そっと走る風。
ふとよぎる何かの予感。内なる小宇宙から外なる広い世界に向けて。

ボクの所属します
福島区歴史研究会で地蔵さんを話します。


写真図 チラシ




場所は玉川コミュニティセンター2Fホール
日時は6月8日(日)pm2時~4時半
参加費は500円


ボクがお地蔵さんを調べ始めたましたのは
33歳になる娘が幼稚園の頃ですので
30年近く前です。


なぜ地蔵を始めたのか?
勤務先でもありました
市岡高校の前にあったからです。


どのように調べたのか?
港区における所在の悉皆調査です。
これを一次調査と称しました。
生徒たちと路地裏まで入り込み
まず分布を町内に配られる地図に
ドットしました。
50個所ありました。


その後、聞き書きに行きました。
これを二次調査と称しました。
尊容の形態の記録をすませ、
尊像の異名、祭祀組織、年中行事、
祈願内容、・・・・・由来など
対象とした尊像に対し
全項目にわたって記録しました。


共著の一つの『民間の地蔵信仰』は

悉皆調査を学会誌『近畿民俗』に
発表したものが
編集者から依頼があって

転載されたものです。

詳しい内容は本番でお話しします。


福島区におきましては
『てんこもり』をはじめ
いくつかのお地蔵さんの記事がみられます。
ただし、お地蔵さんは動くものです。

学習して臨むのはよいのですが、
予断は禁物です。
物知りになるより、
一人の調査者になることです。


福島区はおもしろそうなフィールドです。
異名を拝見するだけでワクワクします。

ぜひとも統一した基準で悉皆調査をなさり
報告書にしあげていただけたらと思い、
講師をお引き受けしました。


“地域史調査のための地蔵信仰調査”に
多数、出席されることを願っております。
もちろん、福島区以外で
お地蔵さんや地域史、民俗学に関心のある方
大歓迎します。


お問い合わせは
福島区歴史研究会セミナー担当の
吉川禎昭氏まで
電話 090 9055 8628



究会代表 田野 登