自由社会では、何をやってもよいのが原則です![]()
しかし、そうはいっても、無人島に一人で暮らしているわけではないので、
社会生活をしている以上、調整が必要ですよね![]()
というわけで、今回は個人の自由が制限される場合について、
考えてみましょう![]()
基本的に個人の自由を制限する法理は、
伝統的には3つあります![]()
1つ目は、『侵害原理』です
つまり、他者の権利を侵害する場合で、殺人・窃盗・詐欺・放火などの
刑法犯や夜中に大きな声で歌うような行為は禁止されます![]()
これは、人間が社会的動物なので、当然だといえるでしょう![]()
2つ目は、『道徳』(モラリズム)です![]()
他者から”おはよう”とあいさつをされたら、自分も
あいさつを返すというような場合が考えられます![]()
あいさつを交わす義務があるわけではありませんが、
社会生活を円滑にするには、実行したほうが良いでしょう![]()
3つ目は、『保護主義』(パターナリズム)です![]()
たとえば、判断能力の不十分な高齢者に対して、医師や家族が
本人の利益を考え、治療方針を決めるような場合が考えられます![]()
このように検討してみると価値観が多様化した現代社会において、
道徳や保護主義的な考えが妥当するかは、かなり疑問です![]()
そこで、慎重に判断する必要性が高いといえるでしょう![]()