今日は、「初めてのボランティア」のお話です。

 

昨年末、

とあるボランティア団体(?)に登録したところ、

今年に入って、はじめて活動の依頼がきました。

 

それは、高齢の為ご自身ではお参りできない

「神社さんへお参り(代参)して、古いお札を納め、

新しいお札を頂いてくる」

というものでした。

 

登録時、神社参りが好きとか一言も書いた覚えはありませんし、

その団体自体も、別に神仏に関係あるとか、

そんな活動を謳っているわけでもありません。

なのに、初めての依頼で「神社さんへ」と依頼され、

なんだかもう、うれしいやら、不思議やら、で

喜んで、させて頂くことにしました。

 

依頼者は80歳半ば過ぎの、素敵なおばあちゃま。

お家に伺って、古いお札をお預かりします。

「これは、納札所に収めてね。お賽銭も入れてね。

で、新しいお札を買ってきて頂きたいの。

あ、お参りもお願いします。お賽銭入れてね」

 

と、納札所とご本殿へのお賽銭と、

新しいお札購入用のお金を渡されました。

 

「気をつけてね。寒いのにごめんなさいね」

と、何度も気遣って下さいます。

 

なーーんの!

楽しいことさせて頂けるんですから、寒いのなんて!

 

おばあちゃまのお家から、歩いて20分ほどの神社さんへ。

でも、さっきまで晴れてたのに、パラパラと小雨が・・・。

(傘持ってないけどーー。これくらいなんともないわー)

 

「清めの雨、清めの雨」と、突き進みます。

 

神社さんに着くと雨はピタリと止んで青空が広がります。

やっぱりね。(^^)

 

ご本殿に、お参りします。

私の大好きな西宮神社さんです。

数日前に「十日戎」で参拝したばかりですし、

普段もちょくちょくお参りに来ます。

 

が!

 

「代参」は初めてです。

今日は「私」ではなく、ご依頼主の分身として来ていますので

自分の時より丁寧になります。

メモを見ながら「祝詞」をあげて、

メモってきた依頼主の住所とお名前、お歳を言って、

今年一年の無事をお願いしました。

 

納札して、新しいお札を頂き、帰ります。

 

 

神社さんを出て歩きはじめると、また雨が・・・。(^^;

 

小雨ながら、けっこう顔にぱちぱち降りつけてきます。

 

来る時は「清めの雨」だと納得しましたが、

なんで、お参りのあとまで雨なんでしょー。

大事な新しいお札が濡れちゃうんですけどー。

 

と、ちょっと文句を言いながら顔を上げてみると、

あーーら、あーーら!

 

 

うっすら、ですが、大きな虹が・・・。

 

ああ。

そうだったんですね。

この虹を見せようと、雨を降らせてらしたんですね。

 

了解です。お伝えします。(^^)

 

神さまは、自分でお参りできなくても、

「ちゃんとわかったよ。今年もしっかり守ってあげますよ」

ということをおばあちゃまに伝えたくて、

私に虹を見せたのだと合点しました。

 

お札を持って、ご依頼主のおばあちゃまのお家に戻って

虹の写真をお見せすると、とても喜んで下さいました。

 

肉眼ではもう少しきれいに見えたので、

私は私で、大満足。

 

楽しいことをさせて頂いたのに、喜んで頂けて、

虹まで見せて頂いて・・・・。

幸せな幸せな時間でした。

 

おばあちゃまにも、神さまにも、取り持って下さった

事務局のかたにも、感謝感謝です。

 

ブログを読んで下さったみなさまにも、

感謝感謝です。

 

ありがとうございました。<(_ _)>