「荒れる」と思うレースーアルゼンチン共和国杯ー

G1開催の谷間ということで、
「今週は少しおやすみ」
という人もいるかもしれないが、
少し待って欲しい。

今週のアルゼンチン共和国杯は
めちゃくちゃ荒れそうな匂いがしている。



先週の天皇賞・秋で
◎コントレイル
○グランアレグリアの
ワイドをドヤ顔で買って、
1点的中させた(しかも1.7倍笑)
江戸川さんが言うのもなんだが、
今週のアルゼンチン共和国杯は
「荒れる」と思う。



なんせ1番人気が
トップハンデの オーソリティ(57.5キロ)。


昨年の勝ち馬で
連覇の期待がかかる感じだけど、
前回が54キロで今回が57.5キロだから、
3.5キロも斤量が積み増しされている。

それだけの実績をオーソリティ
この1年で積んだかと言えば、
そうではなくて、
昨年このレースを勝って以降、
有馬記念14着
→ダイヤモンドS2着
→天皇賞・春10着と、
どう評価していいかわからない
微妙な数字が並んでいる。


それでも斤量が3.5キロも
積み増しされているのだから、
JRAから管理調教師への
「お務めご苦労さま」的な
ニュアンス(?)なのかもしれないが、
いずれにしてもこの斤量増は
歓迎できる状況ではないだろう。


しかもアルゼンチン共和国杯当日には、
雨が降る予報も出ている。

「1番人気の馬が怪しい」
「ハンデ戦」「雨」となれば、
先週の天皇賞のように
堅い決着になるはずがない。



「じゃあ、何が台頭してくるんだ?」
という話になるけれど、
現時点で狙っているのは
ワンパンチ足りないディアマンミノル。

毎度毎度、良い脚で追い込んで来て、
カメラに映った時には
既に馬券は決着・・・
みたいな感じで、
噛み合えば大仕事をしそうな
雰囲気は常にある。


前走の京都大賞典でも大外一気で、
最後の最後に4着に
食い込んできたように、
末脚は重賞でも十分通用する。

5月の目黒記念は
何も出来なかったと
言って差し支えないだろうが、
今回の方がメンバーも手薄な上に、
前走から2キロ軽くなる。

差し届く可能性が高まっていると
見るべきだろう。



またどの程度、
雨が降るかもわからないので、
馬場状態が気になるところだが、
タフな馬場にも対応できそうな
マイネルウィルトス
注意しておくべきだろう。

今年に入ってからのレースは・・・

1月初富士S(重)9着
3月壇之浦S(稍重)1着
4月福島民報杯(不良)1着
7月函館記念(良)8着
8月札幌記念(良)4着

と、不良馬場で勝った
福島民報杯の実績がかなり目立つ。



特に今回はマイネル軍団の
エースになりつつあるデムーロさんを確保。

「勝負気配」なのは間違いない。

ハンデも56キロなら手頃だろう。

明確な逃げ馬が居ないのも今回の特徴で、
極端な瞬発力勝負になってしまうと、
ディープインパクト産駒の
天下になってしまうかもしれないが、
雨が降るなら、その心配も少ない。

レース当日、ギリギリまで粘って、
穴馬を探しておくべきレースになるだろう。


もう一度、確認しておきたい。

今週のアルゼンチン共和国杯は
「荒れる」と思う。