フルゲート時の8枠は大苦戦

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外よりも内がベターであることは間違いないだろう

 17日に阪神競馬場で行われる秋華賞(3歳・牝・GI・芝2000m)について枠順・馬番別に検証していく。なお、今年は開催日割の変更に伴い阪神芝2000mにて施行されるため、2020年以降の当該コース成績をデータの集計対象とした。  参考までに枠順による成績を比較すると下記の通り。 1枠 8-9-10-58/85 複勝率31.8% 複勝回収率83% 2枠 6-6-8-69/89 複勝率22.5% 複勝回収率85% 3枠 11-4-10-67/92 複勝率27.2% 複勝回収率85% 4枠 3-5-11-76/95 複勝率20.0% 複勝回収率61% 5枠 7-11-8-76/102 複勝率25.5% 複勝回収率61% 6枠 17-8-9-75/109 複勝率31.2% 複勝回収率75% 7枠 11-16-11-81/119 複勝率31.9% 複勝回収率82% 8枠 8-10-3-106/127 複勝率16.5% 複勝回収率33% 【16頭立て】 1枠 3-3-3-21/30 複勝率30.0% 複勝回収率83% 2枠 1-2-3-24/30 複勝率20.0% 複勝回収率186% 3枠 2-1-2-25/30 複勝率16.7% 複勝回収率142% 4枠 1-1-3-25/30 複勝率16.7% 複勝回収率53% 5枠 0-3-1-26/30 複勝率13.3% 複勝回収率72% 6枠 4-3-1-22/30 複勝率26.7% 複勝回収率43% 7枠 2-2-2-24/30 複勝率20.0% 複勝回収率74% 8枠 2-0-0-28/30 複勝率6.7% 複勝回収率9%  6枠が17勝、7枠が11勝と、一見、外めの枠が好成績に映る。しかし複勝回収率をみると、1~3枠が複勝回収率80%以上で並んでおり、人気薄は内目の枠で好走を果たしていることがわかる。8枠が複勝率、複勝回収率ともに最低を記録していることから、外よりも内がベターであることは間違いないだろう。  出走頭数にバラつきがあるため、フルゲート(16頭立て)に絞ったデータをチェックしてみると、より内枠有利の傾向が鮮明になってくる。8枠は30回出走して馬券圏内は2回だけ。複勝率6.7%、複勝回収率9%という非常に厳しい数字になっている。一方で、1枠からは20年鳴尾記念のパフォーマプロミス(10番人気1着)、21年マーメイドSのシャムロックヒル(10番人気1着)といった重賞での激走馬が出ている。外枠の人気馬は少し評価を下げ、内枠の人気薄の評価を上げるのが良さそうだ。