優馬

新潟記念 ~過去10年の傾向から分析~

昨年の新潟記念はブラヴァス(栗東:友道厩舎)が勝利!

〇性別成績 ・牡馬 〔8.10.9.110〕 ・牝馬 〔1.0.0.17〕 ・セン馬〔1.0.1.6〕 過去10年でみて出走数こそ少ないが、牝馬は苦戦傾向で割引きが必要。 〇年齢別成績 ・3歳  〔1.0.0.6〕 ・4歳  〔2.3.2.20〕 ・5歳  〔4.4.5.34〕 ・6歳  〔1.2.1.43〕 ・7歳以上〔2.1.2.30〕 特に近5年は4、5歳馬が中心に活躍しており、17年、19年、20年では3着以内を独占。 〇トップハンデの成績 ・過去10年でトップハンデの馬は〔1.1.0.12〕と苦戦を強いられている。※2011年のナリタクリスタル以来、トップハンデ馬の勝利はなし。今年のトップハンデは3頭(ギベオン、ザダル、トーセンスーリヤ)だが、そこまでの過信は禁物か。

 開催最終週の馬場に加えて、新潟外回りという条件からも決め手は必須。例年の好走脚質をみても差し、追い込み馬が優勢とみていいだろう。【4、5歳の牡馬・ 差し追い込み脚質】といったキーワードから、アドマイヤポラリス、エフェクトオン、ヤシャマルが合致する。

新潟記念と好相性の友道厩舎が送り出す1頭アドマイヤポラリス

 アドマイヤポラリス(栗東:友道厩舎)は、新潟記念で過去10年で4勝を挙げている友道康夫厩舎の管理馬。陣営も「前回は距離が長かったし、2000m位がちょうど良い」と好感触。なんといっても本馬は鉄砲巧者〔1.3.0.0〕でリフレッシュして臨める点は大きなプラス材料だ。

前走は内から一気の脚で突き抜けたエフェクトオン。再度2000mなら

 エフェクトオン(美浦:久保田厩舎)は、重賞初挑戦でハンデ53キロは魅力。新潟コースも2戦2勝と得意で穴に警戒したい一頭だ。

重賞2度目なら好レースを期待できるヤシャマル

 ヤシャマル(美浦:尾形和厩舎)は、条件戦を3連勝して臨んだ前走のエプソムCは、正攻法の競馬で挑むも失速。前回を踏まえて今回は思い切ってタメる競馬をするとのことで、外差しが利きそうな最終週の馬場なら巧くマッチしそうだ。鞍上の菅原明騎手もこの夏はかなり乗れているだけに、一発があっておかしくないコンビといえる。