1.今日の相場
■国内株式概況
 
本日の日経平均は続落。景気敏感株を中心に売り先行でスタートした後は、週末の米雇用統計の発表などを控えて安値圏でもみ合った。 前日の米国株はまちまちとなったものの、朝方の日経平均は続落して取引を開始。 寄り付きで節目の29,000円を下回った後は、景気敏感株を中心に売り優勢となった。 後場に入っても、週末の米雇用統計の発表を控えて様子見ムードが強まり、安値圏でのもみ合いに。 結局235円安の28,812円で本日の取引を終えた。

【再生可能エネルギー関連に再び脚光】

昨晩はナスダックが強かった一方、中身を見るとプラグパワーが+7.2%、コインベースが+9.9%と物色にやや手詰まり感も見られた。 日本株も同様に、週末の米雇用統計というよりも、今後のジャクソンホール会合など金融政策イベントに向けて、指数が上値を追う動きは見込みづらいとみている。 そのため、当面は日米ともテーマ株の循環物色が中心となりそうだ。例えば、昨晩のネクステラエナジーの上昇(+1.7%)に見られる様に、再生可能エネルギー関連が再び注目されてきた。 「脱炭素」をキーワードに今年注目された関連銘柄も多かったが、今年前半はパフォーマンスがパッとしなかった。逆に言えば、「良い充電期間」を経て、循環物色の波に乗ってきた印象だ。 ネクステラエナジーの動向を睨みながら、日本でもイーレックスやレノバ、ウエストHDなどの物色が続きそうだ。