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安藤勝己

◎ ①エフフォーリア
○ ⑯サトノレイナス
▲ ⑭タイトルホルダー
☆ ⑮アドマイヤハダル
△ ⑩シャフリヤール
△ ⑬グレートマジシャン
△ ⑫ワンダフルタウン

無敗の桜花賞馬は飛んでもうたけど、無敗の皐月賞馬は信用できるんか?結論から言えばエフフォーリアは大丈夫やと思うで。桜花賞がクビ差の辛勝やったソダシとは対照的に、皐月賞は3馬身差の完勝。皐月賞組とは勝負付けが済んだ感じやからね。フットワークから東京向きなんは明らかやし、距離延長もまったく問題ないタイプ。むしろダービーでこその馬なんやないかな。絶対的に有利な1枠1番まで引いとるでな。唯一の不安は皐月賞で10キロ減らした馬体がさらに減るケースやけど、オレとしては楽観視しとる。皐月賞から中5週とローテ的に余裕があるし、関東馬なんで長距離輸送の不安もないでな。ノーザンF主導の今の調教技術なら、もうワンランク上にしっかりつくってきとるはずや。

最大のライバルは牝馬のサトノレイナスになるんやないか。仮にこの馬がオークスに出とったら楽勝やったと思えるくらいやからね。今は牝馬が平気で牡馬を蹴散らす時代やし、なんといっても斤量2キロのアドバンテージが大きい。桜花賞は距離不足の感があったで、2400mも大歓迎や。おそらくバスラットレオンが逃げるやろから、タイトルホルダーは離れた2番手で楽な競馬ができそう。ピュッとした脚が使えんから頭を取るまのでイメージは湧かんけど、皐月賞2着馬としてはなめられとる気がする。

アドマイヤハダルは皐月賞で馬場にキレ味を削がれたクチ。胴長のゆったりとしたフットワークで、いかのも良馬場かつ東京2400m向き。ミルコも勢いに乗ってきたで、マークしておきたいところやね。レコード決着やった毎日杯組のシャフリヤールとグレートマジシャンは適性がスピード寄りって気もするけど、能力的に奥がありそう。馬券的には蹴れない2頭でしょ。ダービーに出走できるだけの賞金を持っとったワンダフルタウンにとって青葉賞は叩き台やったように思う。エフフォーリアとは未対戦って魅力もあるからね。