今回も霊験談から離れますが、長年寝室で使っていたエアコンのルーバー(プラスチック)が経年劣化で割れてしまい、風向が変えられなくなってしまったので交換します(電気通信に関わる仕事をしているので電気工事士の資格も持っていますのでコンセントの増設が必要でも資格的にも問題ありません)。

 

それに室内機の内部ファンがカビで真っ黒になってしまい手が入らないのでふき取ることが出来ません。カビの胞子を大量に浴びるのも気分的に良い物ではありませんね。エアコンの電源OFFの後に内部乾燥の為にファンが数分間回るのですが、嫁が電気代がもったいないからとリモコンで一々止めてしまったのが原因です・・・。

 

今回交換するのはシャープの2001年製の2.5kwタイプです。2.5kwタイプなのに室外機が34キロもあります(めちゃ重)。

 

世間では「古いエアコンを新しく買い替えると電気代が下がる」と言いますがこれには基準がありまして2010年を境に殆どの国内メーカーが熱交換器の膨張弁を「キャピラリーチューブ」から高性能な「電子膨張弁」に仕様を変えました(冷房専用機は除く)。そういう訳で2010年より前の製造が古いエアコンを現行モデルに買い替えるとエネルギー消費効率が良くなるので電気代が安くなります。今回交換するエアコンは型落ちのパナソニックのCS-254CF(2015年製)です。2015年製と古いのは母親の家に取り付けようかと思って買ったけど残置物のエアコンが動いたので交換せずにデッドストックとなっていたからです。

 

パナソニックCS-254CF(2015年製)のエネルギー消費率(カタログにはAFPと書かれている場合もあります)が5.8と電子膨張弁の恩恵で性能が良くなっていますね。因みに2024年モデルのエオリア CS-254DFLのエネルギー消費率も5.8なので最新機種を買ったとしても電気代は同額で安くなりません。そういう訳で安ければ前年度の型落ちモデルを買っても何ら問題ありません。

 

古いエアコンをポンプダウンを行ってフロンガスを室外機に閉じ込めます。カメムシが2匹室外機にくっ付いていたので殺虫剤を掛けて除去します。ホントに今年はどこにでもカメムシがいますね・・・。室内機も取り外して背板を新しく取り付けます。因みに壁紙が焼けていますがそもそもが古い家なので気にしません(・3・)

 

真空ポンプで15分間真空引きを行います。放置して針が-0.1から動かなければ漏れはありません(私は漏れ止めのナイログ使う派です。)。その後の試運転も無事成功です。自家用なので配管の見た目は気にしませんw

 

パナソニックのエアコンは静音モードでも風が強いですね(東芝・シャープと比較して)。もっと微風でよわよわが良いんですが製品仕様なのでまあ仕方ありませんね。

 

電気屋さんでエアコン工事をやってもらうと完成後に画像の左側の取扱説明書とリモコンを渡されると思いますが、室内機の段ボール箱に画像の右側に写っている「据付工事説明書」も入っています。お客さんにこの紙を手渡されても使い道が無いので普通は渡しません。

 

壁掛けエアコンは器用度が高い人はDIYで取り付け出来ますが保障の事を考えると電気屋さんに頼んだ方が無難です。真空ポンプとゲージマニホールド・ホースが絶対必要なんで事前に準備する工具代も馬鹿になりませんしね。エアコンの室内機と室外機を繋ぐのにVVF2.0×3Cと言う規格の電線を使うのですが、今回は買い置きがありましたが新品の値段上がってますね一巻2万円越えが普通になってますね・・・。