古神道(=復古神道)の概念で人や神々には霊魂の構成要素として一霊四魂があると考えます。体系づけられたのは江戸時代以降の様ですが記紀神話にもその片鱗は書かれています(※後述しますが「一霊」「直霊(なおひ)」があるのは生身の人間だけの様です)

 

砂澤たまゑさんのお弟子であった神之公園さんのブログの過去記事で何度も書かれておられる内容で

・(三次元の)肉体を持たない霊はウソをつくことが出来る。
・(本人は例え嘘つきでも)生きている人間の生霊はウソをつかない。


とあります。邪神・悪神が嘘をつくのは判ります。典型的な例としてはイスラム教のムハンマドに天啓を与えた自称「大天使 ジブリール(ガブリエル)」です。創造神ヤハウエ(日本の記紀神話だとアメノミナカヌシさんに相当)の天使なのにムハンマドに天啓を与えてその結果ムハンマドは生存中に20数回戦闘行為(戦争)を行って軍団を率いて多くの人を殺しています。本当にジブリール(ガブリエル)がヤハウエの天使なら、ハヤウエの信徒同士で争わせるはずがありません(と言う訳でジブリールは神霊だがヤハウエの天使ではない偽者だと私は思っています)。神之公園さんはブログではミカエルとかガブリエル(の本物)はいないという立場です。

 

と言う事で神之公園さんに質問してみました(神之公園さんのブログでは一霊四魂の説明図として球体に心棒が刺さっている絵を使われています)。これ(霊はウソをつく、生霊はウソをつかない)の違いは生身の人間の魂には「心棒(直霊)」が刺さっている(存在している)が霊体は心棒が無い事による差異だと考えて良いそうです(人間が死んだら直霊は天に帰ってしまう様です)。

 

私が過去に読んだ霊能者の書いた本を読んだ中で神仏から「人として生まれるのは霊界で数百年から数千年修行するよりも短時間で済むから」と言われている事例が複数ありました。魂に心棒(直霊)があるからこそ霊位を上げる事も堕ちる事もどちらも容易いと考えられます(但し人は長生きしても100年前後と寿命が限定されていますが)。
 

「一霊四魂」と言う言葉のうち、四魂は色々な人が解説していますが「一霊」「直霊(なおひ)」と簡単に説明されているだけで個人の人格(キャラクター)の部分だと考えていたのですが、実は親神様が作られた高度な仕組み(システム)だったんですね。

だからこそ「人には神ともなれる魂を授けてある」と神之公園さんに神様が言われる訳ですし、神仏から「人として生まれるのは霊界で数百年から数千年修行するよりも短時間で済むから」と言われている霊能者が複数おられるのは理由があったんですね。

 

まあ現代だと目先の物欲に負けて悪所苦界に堕ちる人も多くて過半数超えてるようなので油断大敵ですが・・・。地獄・餓鬼だと半永久と思われる長期間脱出不可能、畜生(動物)だと知恵(智慧)が制限されているうえにペットと家畜以外は生善がほぼ無理と言う状況ですし、私を含めて現代日本人として生まれた人たちは物凄く恵まれていますね。死んでから子孫からの供養を回向してもらう事は出来ますがこれからの日本では期待薄じゃないですかね・・・。

 

神之公園さんのブログでは一霊(直霊)=良心神とされていますが何故「一霊」が「良心」に繋がるのか判り難いのですが元伊勢の籠神社(このじんじゃ)さんの授与品にヒントが隠されていました。

元伊勢の一つである籠神社さんの授与品のページにある〔29番〕『直霊守』の説明文には

 

『直霊とは神様が与えられた、人として大切な心の働きである(中略)もっとも純粋で至善なものと言われております。人としての道を踏み違えることなく、魂の奥底に存在する「禍津日(まがつひ)」に支配されないように、御神威が籠められております。』

 

神之公園さんのブログの中で豊受姫さんは創造神と関りがあると何度か書いておられましたがこんなところにその片鱗が落ちていたとはビックリですね。(因みに、この『直霊守』は通信販売では授与されません。籠神社さんの授与所のみ領布で尚且つ一人一体しか手に入りません)