美保神社さんの例大祭、出雲大社さん、須佐神社さんと無事に三ヶ所の参拝が終わったので予約した宿に向かいます。

 

宿泊先はJR西出雲駅前の「ホテル サンヌーベ」さんです。ジャンルとしてはビジネスホテルですね。駅の正面が併設のレストラン「ビアムーン」さんでその南に渡り廊下で繋がったサンヌーベさんがあります。これまでの島根旅行は何れも温泉付きのホテルや旅館に宿泊してきたのですが、島根県内には日帰り温泉も多数あるのでコストダウンを狙って宿泊と温泉を分けて考える事にしました。

 

 

一泊朝食付きで@5500円×2人=1万1000円とかなり安上がりに済みました(曜日と季節で値段は変動します)。予約したのは禁煙和室8畳でしたが綺麗な部屋でした(洋室はシラネ)。ホテルの予約サイトでは朝食バイキングとなっていましたが、月曜日の朝は和定食でした。

 

翌朝、ホテルをチェックアウトして日帰り温泉に向かいます。今回向かうのは「多伎いじちく温泉」さんです。

 

ここの温泉は源泉かけ流しです(レジオネラ菌対策で塩素は入っているけど)。大浴場・露天風呂・薬湯風呂があります。水風呂・サウナはありません。塩分を含んだ温泉なので「温泉に入った感」が長続きします。

 

内風呂から露店温泉に入ろうと歩いていたら石畳の上に二匹のヤモリがいました。しかしこのヤモリ何故か一匹のヤモリの左側からもう一匹のヤモリが抱き着いているんです・・・。なにこれ?今まで何度もヤモリは見てきたことあるけどヤモリがヤモリに抱き着いている姿なんて見た事ありません。こんなとこに居たら人に踏まれちゃうよと思っていたら、別の入浴客の人(白髪のイケボのお爺さん)が来られたので「踏まないであげて下さいね」と言うと「危ないから岩場に移動させましょう」とイモリをつかんで岩場に移動させてくれました。抱き着いていたのはもしかしたら春なんでイモリの求愛行動なのかもしれませんね。

 

イモリを助けてくれたイケボ(ええ声)のお爺さんと少し世間話をしたのですが、地元でも須佐神社さんがスサノオさんの本宮と言う認識みたいですね。世間一般では廣峯神宮さんと八坂神社さんを本宮とする説が一般的ですが(広島県の素戔嗚神社さんから廣峯神宮さんに勧請された記録があるようで素戔嗚神社さんが大元の説もあります)こちらは牛頭天王と習合したうえでのスサノオ信仰なんで、スサノオさん単体だと須佐神社さんが本宮なんじゃないかなと個人的には思います。

 

八坂さんの氏子地域に住んでいて何十回も八坂さんにお参りしても一回も不思議な夢を見たことなかったけど、須佐神社さんにお参りした後に『神殿と龍神と白鷺の舞が登場して八坂さんの授与所にいたおばちゃんから「鏃」(やじり:弓矢の先っぽ)を貰った』夢を見たので猶更そう思っちゃうんですけどね。

 

温泉に入った後は道の駅に寄ってお土産に出雲そばを買いました。東に向かって移動&買い物しながら京都に帰ります。

 

東に移動している最中に福井県発祥のホームセンター「PLANT」が島根県内にもあったので寄り道してみました。ホテルサンヌーベさんの直ぐ近くに「有限会社なんぽうパン」さんがあってその前を通過したのですが嫁が「あー!バラパン!!!」と車の中で叫ぶので何のことかと思ったら島根で有名なパンだそうです。なんとPLANTで売っていました。嫁は喜んで買っていました~。

 

松江城横の島根県物産観光館(ここでもバラパン売ってました)で追加のおみやげを買った後に昼食にお蕎麦屋さんに立ち寄りました。カーナビで近くのお蕎麦屋を適当にサーチしてヒットした「上田そば店」さんに行って見ました。14時過ぎていたのですが満席でした。地元の人も観光客も両方訪れる店の様で私たち夫婦がお蕎麦を食べている内に麺の在庫が無くなって営業終了となっていました。駐車場が空くのを待っている人もいましたが残念でしたね。食べログだとこのお店の評価3.4だけど実際の繁盛ぶりを見ると食べログはやっぱり当てにならんね・・・。

 

 

遅い昼飯を食べ終わって次は李白酒造さんに向かいます。島根県も酒蔵は多いのですが幾つかの酒を買い(飲み)比べてみて酒のおみやげは李白酒造さんが定番となりました。花酵母を使ったお酒がお気に入りです。一升瓶10本、4合瓶2本も買ってしまいました(勿論、神様へのお供え用です。そしてお下がりは美味しく頂きます)。

 

買うべきものは全て買ったのでこの後は京都に向かって帰るだけです。米子まで一般道を通過して山陰自動車道の無料区間から高速道路に乗ります。途中から雨が本降りになってきましたが鳥取道・中国道・名神を経由して休憩をはさみながら8日23時頃に無事に自宅まで帰ってきました。今回の島根旅行の走行距離は890キロでした。尚、鳥取<=>佐用JCTの区間は坂が延々続くのでターボ無しの軽四だとちょっとしんどいかも知れません。空荷のトラックが時速90キロで延々と追いかけてきます。夜の運転も苦手な人は無理しないでね(私は慣れているけど)。

 

須佐神社さんで頂いた遷宮奉賛金の記念品の中身は御幣でした。ありがたや。