令和五年11月5日(日)に五重塔落慶法要が予定されている本山寺さんまで落慶のお祝いを事前奉納に行ってきました。落慶当日はお仕事です。

 

何時もの様に遠距離旅行は深夜ドライブです。自宅京都を10月30日午前1時に出発。尼子山トンネル火災事故の復旧工事の影響で下り(西行き)車線は山陽道播磨JC〜赤穂間が通行止めで強制排出です。深夜の国道2号をう回路の看板指示通り備前ICまで約37キロ(手前の赤穂ICは南の国道250に行かないとたどり着けない)の道のりを走りましたが深夜3時過ぎだと言うのに前も後ろも大型トラックだらけです。昼間だとノロノロ運転(渋滞)間違いなしです。中国道経由だと渋滞は無いのですが81キロも遠回りなので選択肢からは外れます。

 

国道2号を走っている内に午前4時を迎えて高速道路の深夜割引が終わってしまいました。渋滞こそしていなかったものの通行量が多くてスピードが出ないので時間掛かりすぎっス。再び中国道に乗って吉備SAで休憩。南の国道250を通って赤穂ICから乗った方が時間は短縮できるかもしれません(昼間はどっちも混んでいるでしょうけど)。

 

与島SAで朝まで休憩、仮眠を取ります。この後、四国に渡って坂出北料金所で一般道に出ましたが、やはり通行料金に深夜割引(0-04時)は適用されませんでした。なんだかなあ。

 

下道をちんたら走って本山寺さんに無事到着です。本堂左奥の納経所でお供えのお菓子(丸久小山園の茶菓子)とお祝いの金一封を奉納します。納経所には我が家の馬頭観音さんを開眼して頂いた副住職のお母さまが居られたので言付けを頼んだのですが、お出掛け中の副住職に連絡を取ってくださってお会いすることが出来ました。

 

前回の訪問時に副住職から「今日は(開眼した)馬頭さんはご一緒じゃないのですか?」と聞かれたので今回は自宅から同行してもらいました。お厨子の扉の開け閉めは一応警蹕(けいひつ)の声は出しています。警蹕と言うのは神殿の扉やお厨子を開ける時等に、神職が出す「お~~~。」という声の事を指します。私の場合はお世話になっていたオダイさんから「開ける時は大きな声で閉める時は小さな声で」と聞いていましたのでそのやり方を踏襲しています。でも神社仏閣によってやり方は色々違うので警蹕の声を出さないで扉の開け閉めをされる場合もありますし、開ける時と閉める時で声の大きさが変わらない場合も見受けますよ。

 

戻って来られた副住職とお会いできて本堂に上がらせてもらって般若心経を唱えさせてもらいました。夏に五重塔の落慶は決まっていたのですが、やはり直前になってから各方面との細かい部分の打ち合わせが一杯で大変忙しいとの事でした。稚児行列も予定されているそうで70人も参加希望者が居られるそうで保護者の数も合わせると相当な人数となる見込みだそうです。尚、近くの河川敷など何ヶ所かが臨時駐車場として開放されるそうですよ。

 

五重塔の周りはまだ整備中です。工事の後、境内のあちこちの地面が黒っぽい土になってしまったので綺麗な砂を撒いている最中だそうです。

 

境内の十王堂では毎月28日に不動護摩が修されます(予約なしで参列可能です)。三面大黒天さんと閻魔大王さんをはじめとする十王の皆さんもお祀りされています。

 

鎮守堂の善女龍王さんにもお参りします。善女龍王さんは仏像や仏画では女児と成人男性の二つのお姿がありますがこちらは唐風のお爺さんのお姿をされています。ブログにも書きましたが私が三十数年振りに神泉苑さんに行った後に見た霊夢(初夢)ではお爺さんと女の子と両方が出てこられました。

 

無事にお祝いの奉納が終わったので、これから京都まで帰るのですが高速料金節約の為に淡路島経由で今回は帰ります。鳴門大橋と明石大橋、新名神の部分は高速道路を利用します。帰路の道中で「いちごとうどんの郷 滝宮」という道の駅の看板が気になったので立ち寄ってみました。

 

うどんにイチゴが練りこんである麵は流石にありませんでしたが、おみやげに梅を練りこんだピンク麺のうどんは売っていました。イチゴのカレーもありましたが味が想像できません・・・。併設のうどん店で昼食を食べました。自宅には午後8時10分頃に到着。走行距離は610キロでした。

 

翌日31日(火)は夜勤なので午後から大阪に出勤です。大阪メトロ(市営地下鉄)の御堂筋線に乗るために改札を通ろうとしたら、一番左端の改札機の前で白杖を持った小柄なおばちゃんが自動改札機を何度も白杖でコンコン叩いています。(。´・ω・)ん?ホームに行くにしては動きがおかしいので「どこかに行きたいんですか?」と声を掛けたら「駅員さんのいる所まで行きたいんです」と言われます。

 

あ~この位置だと点字ブロックも無いし駅員の詰め所(画面右端)迄の間に自動改札機の隙間があるので杖は有っても目の悪い人にとっては移動は難しいわなあ・・・。と言う事で手を取って駅員さんの所まで連れて行ってあげたら駅員さんから「あっ、OOO(地名)の方ですね。ちょっとお待ちください」とどこかに電話しています。駅員から礼を言われて引継ぎ完了です。しかしまあ神社仏閣に参拝したら当日から一週間以内にプチ人助けさせられる「お試し」はまだまだ終わらないないみたいですね~。