墓開きの日が近づいてきましたので石材屋さんの工事が始まりました。浄土真宗だと竿石は「南無阿弥陀仏」か「OO家之墓」のいずれか二種類が多く彫られます。

 

生前法名を貰ったので(亡くなった父親は色の付いていない掘り込みですが)この墓に入る予定の五名分の名前が掘ってあります。生きているので赤文字です(生前墓はめでたい祝い事)。この五名の誰かが亡くなったら石材屋さんが竿石をいったん持ち帰って赤い塗料を削って没年月日を追加で掘る事になります。地方の風習で竿石の左右背面のどの位置に名前を彫るかローカルルールがあるそうですよ。一応京都ルールで彫ってもらっています。因みに正面から見て左側面は建立年月と施主の名前(母親)が掘ってあります。

 

浄土真宗の場合は法名碑と言って我が家の左隣のお墓の様に竿石に法名を彫らずに(法名碑と言う石板に)故人の名前を彫るパターンも多く見られます。別段どっちが良いとか悪いは無いので好きな方を選べOKです。

 

骨を納めるカロート(納骨室)です。こんなふうになっていたんですね(他人の墓を勝手に暴く事は出来ませんからね)。カロートにもいくつか種類があるのですが、これは地下型と言われるタイプで地面に接しているので数十年掛かって骨が分解されるようです(骨=リン+カルシウム)。
 

墓石建立は祝い事なのですが納骨は仏事なので今回の「墓開き+納骨」の場合は喪服かそれに準じた服装を着用します。それとお墓を建てて開眼供養や墓開きを行う時に昔は供物(生臭じゃない食べ物や乾物)を供える事が多かったそうですが、近年はお供え物を用意しない方が多いそうです。我が家はどうするか考え中です・・・。