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楽しく勉強をしよう!

成績を上げるのに一番大事なのは楽しんで勉強することです。確かに大変なこともありますが、少しでも勉強が楽しくなるように色々な情報をお伝えしていきたいと思います。

こんばんは。学習アドバイザーの佐藤正治です(^^)
 
 
 
今日は定番となりつつある「テストの花道」ネタです(笑)
 
 
番組の対象は大学受験を目指している高校生と言うことになっていますが、やっている内容は中学生にも役立ちます。是非、中学生にも見て欲しい番組です。
 
 
さて、今回のテーマは集中力です。
 
 
私も集中力が散漫な方なので興味深く見ました。
 
 
大前提として、集中力の高め方には個人差があると言うことがあります。
 
 
この方法が絶対!と言う物はなく、ここで挙げた方法は一つの候補として、自分でやってみて、自分にあったものを見つけてください。
 
 
まずは音楽を聴くことです。
 
 
音楽を聴くことを集中することの導入に使うという方法です。
 
 
基本的には好きな音楽を聴くと良いのですが、歌詞のある曲はそちらに注意が向いてしまうので避けた方がよいでしょう。
 
 
また、これは一般論ですが、ショパンの曲やテンポ116のマーチの曲(軍艦行進曲やトルコ行進曲など)が集中に入りやすいと言われているそうです。
 
 
歌詞のない、あまりテンポの変わらない曲で色々試してみるといいかもしれません。
 
 
また、雑音が気になる時は、雑音を音楽で隠すマスキング効果もありますので、周囲の音が気になる時はこの方法を使うのも手かもしれません。
 
 
二つ目はご褒美を設定することです。
 
 
この勉強を終わらせたら、好きなチョコを食べるとか、休みを10分取るとか、目の前の勉強を終えたら何かご褒美をあげるというものです。
 
 
番組ではこの方法が一番効果があったようでした(笑)
 
 
ただ、これの難点は自分で設定するご褒美は、一歩間違えると、自分に甘くなり集中力を高めるのに役に立たない場合があることです。
 
 
逆に他人から与えられるご褒美ばかりを材料にしていると、自主的に勉強しようとする気持ちが萎えてしまいますので、私個人としては、この方法を乱用するのは避けた方がよいと思います。
 
 
3つ目は運動をすることです。
 
 
番組では10~20分軽く走ることを実験していました。
 
 
これは、運動する時と勉強する時では脳の働く部分が違うため、勉強を続けた後に身体を動かすと、別の部分が刺激されて勉強するのに使う部分がリラックスするためだそうです。
 
 
以前、禅寺で座禅体験をした時に、早足で歩きながら瞑想をすると言う修行を体験しました。
 
 
これも意識を集中させることでより深い瞑想に入りやすくするためのものなのかもしれませんね。 
 
走らなくても、その場でのスクワットや腕立て伏せのような筋トレでも同じような効果を期待できるそうです。
 
 
明日もこの続きを描いていきたいと思います。

こんばんは。学習アドバイザーの佐藤正治です(^^)
 
 
 
以前、人の知能には色々なタイプがあり、どのように学習を行うと効率がよいのかは人によって異なると言う話 をしました。
 
 
何かを覚えようとする時、出来る限り色々な感覚を組み合わせて記憶しましょうという話をしたことがあります。
 
 
それでも、何かを記憶しようとする時に忘れないで加えて欲しい感覚があります。
 
 
それは「視覚」です。
 
 
脳の仕組みからすると、人間が外部から情報を得る際に最も働く感覚が視覚なのだそうです。
 
 
昔から何かを覚えようとする時、それが視覚的であればあるほど記憶に残りやすくなることは知られていました。
 
 
そのため「絵画優位効果(PSE)」という専門用語まであるそうです。
 
 
これまでご紹介してきた様々な記憶法も基本はイメージ化することであるのもこのためです。
 
 
イメージをさらに強化するには動きを付け加えることです。
 
 
人の先祖が森から平原に出てきた時、先祖は非常に弱い存在で、常に肉食獣に狙われていました。
 
 
速い足も鋭い牙や爪も持たない先祖が生き残る方法はただ一つ、敵より早く相手の存在に気づき、さっさと逃げることでした。
 
 
そのため、敵のちょっとした動きにも反応できるように脳内に動画を専門に扱う部分を発達させてきたのです。
 
 
つまり、それだけ脳に対して与える刺激が強くなると言うことです。
 
 
ですから、今までご紹介してきたイメージを用いる記憶法を使う時には、静止画でイメージするのではなく、出来る限り動きのあるものをイメージするとより効果的です。
 
 
それも突飛な動きの方がより記憶に残りますから、ギャグアニメのような動きはより効果的です。
 
 
是非、お子さんに教えて試させてくださいね(^^)

こんばんは。学習アドバイザーの佐藤正治です(^^)
 
 
 
あなたは「ストレス」についてどのようなイメージを持っているでしょうか?
 
 
おそらくはあまりいイメージを持ってはいないのではないでしょうか?
 
 
できることならないに越したことはない、そう思っているのではないでしょうか?
 
 
実際にはストレスが全くない状況が続くと却って悪影響が現れるそうです。
 
 
とはいえ、慢性的にストレスにさらされていると様々な悪影響が出てくるのも確かです。
 
 
そして、現実にはこちらの状況の方がなる確率が高いのです。
 
 
この慢性的なストレスの影響は学習にも現れます。
 
 
ストレスがかかるとコルチゾールというホルモンが分泌されます。
 
 
脳には記憶において大きな役割を果たす海馬という部分があります。
 
 
この海馬はコルチゾールが分泌されると活性化されます。
 
 
適度なストレスならば却って学習効果が高まるのです。
 
 
これはストレスがかかるような状況は人が生きていくのに大きく影響を与える場面であることが多いので、その事態をしっかりと記憶するためではないかと思われます。
 
 
しかし、あまりに強いストレスや長期間にわたる慢性的なストレスとなると話は変わります。
 
 
ある実験では高いストレスレベルにある成人で一定の認知力のテストを行ったところ50%もストレスが低い人のテスト結果よりも点数が低かったという結果が出ています。
 
 
これは子どもでも一緒です。
 
 
特に子どもにとってストレスになるものに親の不仲があります。
 
 
昨日の記事で、家庭の不仲は自尊感情を低下させると書きましたが、学習効果も下げるのです。
 
 
アメリカの調査では、両親があからさまに諍いを起こしている子どもは有意なレベルで、標準的な数学や読解のテストの点数が悪かったそうです。
 
 
ストレスは自分でどうしようもないと感じると余計に悪影響があります。
 
 
これは自尊感情でも同じです。
 
 
自分でどうしようもないと思うと、無気力になり、自尊感情は低まってしまいます。
 
 
逆に言えば自尊感情が高まっていけば、学習効果も高まっていくと考えられます。
 
 
学習効果が高まり、結果が出てくると「自分は出来る」という自己効力感が高まり、そのことが自尊感情を高めていきます。
 
 
学習効果と自尊感情はお互いに影響し合っていると言えます。
 
 
自尊感情を高めるための行動は学習効果を上げるのにも繋がっていきます。
 
 
お子さんの学力を上げたいのならば、出来るところから試してみませんか?