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楽しく勉強をしよう!

成績を上げるのに一番大事なのは楽しんで勉強することです。確かに大変なこともありますが、少しでも勉強が楽しくなるように色々な情報をお伝えしていきたいと思います。

こんにちは。学習アドバイザーの佐藤正治です(^^)
 
 
あなたのお子さんは英和辞典を持っているでしょうか?
 
 
今、中学生で英語辞典を持っていなかったり、持っていてもまるで使わない子が意外と居るようです。
 
 
実際、最近の教科書は索引に意味が載っていて簡易辞書的に使えるようになっているので、辞書がなくてもあまり不自由はないようです。
 
 
また、持っていても古い、小型の英和辞典を持っている子もいます。
 
 
色々な意見がありますが、私はできるだけ中学生は中学生向けの紙の英和辞典を使って欲しいと考えています。
 
 
これには以下の理由があります。
 
 
1.基礎的な文法事項の勉強をするため
 
 
ここでいう中学生向けの辞書というのは各社から出ている「ジュニア~」とか「初級~」等という名前のついているものです。
 
 
このような辞書は基本的な文法事項、例えば、可算名詞か不可算名詞か、複数形や過去形、過去分詞系の変化などが載っています。また語源の説明、基本的なイメージなど記憶を助ける情報も色々載っています。
 
 
確かに最近の教科書は単語の読み方や意味など、辞書がなくてもとりあえず不自由はしないように出来ています。
 
 
しかし、それでは情報が不足していて、却って記憶しにくくなることも少なくありません。
 
 
ですから、記憶を補強する意味でもできるだけ辞書を引く習慣を付けた方が望ましいと考えています。
 
 
2.「余分な」情報を常に得ることができる。
 
 
紙の辞書の一番の特徴は一覧性です。一目で数多くの情報が目に入ってきます。
 
 
特に中学生向けの辞書はカラーのイラストなども数多く掲載され、単語の意味を覚えるのに役立ちます。
 
 
また、単語を調べる途中で、色々な単語を目にしたり、目的の単語の周囲の記事も自然止めに入ってきます。
 
 
コラムの記事も中学生向けの辞書は充実しています。そういった記事は記憶を強化するのに役立つことも多々あります。
 
 
人間の脳というのは何度も繰り返し接していると、親しみを感じるように出来ています。 
 
CMソングが覚えようと思わなくても、自然と覚えて無意識に口ずさんだり、覚えてしまっているのも同じ理由です。
 
 
色々な情報を目にしておくことで、記憶が定着しやすくなります。
 
 
これらの理由により、私は紙の中学生向けの辞書の使用をお勧めします。
 
 
ただ、電子辞書にもメリットはあります。
 
 
・発音が聴けること(この場合、ネイティブ発音という機能がある機種になります)
・熟語や成句の検索ができること(紙の辞書だとどの単語の項目に載っているのか、よく分からないときがあります)
・検索が速いこと
・小型軽量で持ち運びがしやすいこと
 
 
デメリットである、一覧性の低さをカバーするように、その項目については最後まで読むことを心がけるようにすれば、デメリットを減少させることも出来ます。
 
 
もし、このようなことの気をつければ中学生向けの辞書が搭載していれば(実質ベーシックジーニアス英和辞典に限られますが)電子辞書も悪くないと思います。
 
 
いずれにせよ、辞書を買うときは、実際に単語を引いてみて、解説やレイアウトがお子さんにとって読みやすいものを選ぶようにしてください。
 
 
是非、英和辞書を活用して、英語の勉強に役立たせてください。

こんにちは。学習アドバイザーの佐藤正治です(^^)
 
 
最近は減ってしまったようですが、私の小学生の頃は夏休みになると近所の広場で毎朝ラジオ体操が開かれていました。
 
 
参加するとカードにスタンプを押してもらったのですが、それが楽しみで毎朝頑張って、参加しました(参加度に応じてもらえるノートや花火や鉛筆なんかも目的ではありましたが(笑))
 
 
また、小学校や中学校では夏休みに水泳教室が開かれていて、自由参加でしたが、これも参加カードにスタンプを押してもらえるのが楽しみでした。
 
 
あなたもこんな経験はないでしょうか?
 
 
あるいは学校の図書室での貸出カードの貸出欄が埋まっていくのがたのしかったという記憶があるかもしれません。
 
 
昨日の記事 で、「褒美」を設定すると言うことを書きましたが、このように活動したことを記録することも、立派な「ご褒美」になるのです。
 
 
勉強に関して、記録することでモチベーションを上げるものに「成果」と「行動」があります。
 
 
「成果」を記録することはこれまで出来なかったことができるようになること得られる嬉しい感情を強くします。
 
 
水泳や算盤、柔道や剣道、習字など色々な習い事に段級制度があります。
 
 
段々と難易度を上げることで「もうちょっと頑張ればできる」という気持ちを呼び起こして、モチベーションを上げられるからでしょう。
 
 
毎日の勉強でも、解き終えるまでの時間を記録したり、問題の正答率を上げることに挑戦したりといったことで、日々の成長を実感することでモチベーションを上げることが出来ます。
 
 
しかし、この方法の問題は成長が出来ないことが続くと、逆にモチベーションを下げてしまうということです。
 
 
何度やっても成長できないで居ると、自分がこれ以上成長することが出来ないのではないかという無力感を感じてしまうからです。
 
 
これを避けるには「行動」を記録することです。
 
 
「行動」はしたらしただけ、それが実績として残ります。
 
 
例えば、毎日の勉強時間や解いた問題集のページ数などはやった分だけ実績として残ります。
 
 
これを記録していくのです。
 
 
これで自分の努力の積み重ねを実感することで、例えすぐに成果が出なくても、これだけ努力したのだから、成果は必ず出るはずだと信じることができるようになります。
 
 
記録する方法にも工夫するといいでしょう。
 
 
グラフ用紙にマーカーや色鉛筆などでグラフを書いていくのもいいのですが、もっと楽しくなるようにスタンプを使うのもいいと思います。
 
 
例えば、自分の好きなキャラクターのスタンプを目につく場所に貼った大きめの紙に押していくのもいい方法です。(ネットで探したらこんなスタンプを販売していました
 
 
あるいはプリンタでシール用紙に自作のシールを印刷して使うのもいいでしょう。これなら自由に好きなキャラクターを使うことも出来ます。
 
 
自分で決めた分だけ勉強できたら、それをシールやスタンプで、自分の見えるところに貼った紙に記録していく。
 
 
このことが自信とモチベーションに繋がっていきます。
 
 
是非、一度試してみてください(^^)

こんにちは。学習アドバイザーの佐藤正治です(^^)
 
 
先日、『「続ける」技術』という本を読みました。
 
 
行動をコントロールすることで、ある行動を継続させると言うことについて書かれた本です。
 
 
この本では続けたい行動を「やろうとは思うのだけれどもなかなか続けられない行動(不足行動)」と「やめようと思うのだけれどもなかなか止められない行動(過剰行動)」の二つに分けて対策を立てています。
 
 
例えば不足行動は「勉強を毎日1時間する」「毎朝6時に起きて30分勉強する」などが、過剰行動には「ゲームは一日1時間までにする」「テレビは1時間しか見ないようにする」といったものがあげられます。
 
 
不足行動を続けられるようにするためには以下の3つのポイントがあります。
 
 
1.行動のヘルプ(補助)を作る
2.動機付け条件を作る
3.行動のハードルを低くする

 
 
行動のヘルプを作るというのはその行動を起こしやすくする条件を整えるということです。
 
 
例えば、勉強することであれば、「勉強し終えたら、次の勉強の準備をしておく」「常に単語帳や暗記カードを持ち歩く」「目につく場所に学習計画表を貼っておく」というように、勉強するためのきっかけを整えておくのです。
 
 
より効果的なヘルプを作るには、その行動をしようと思うのかを考えると良いでしょう。
 
過去のブログ記事、「文房具で効率アップ」 も参考になるかと思います。
 
 
動機付け条件を作るというのは簡単に言えば「ご褒美」を設定することです。
 
 
「この行動をしたら自分にとっていいことがあるよ」ということを明確にするのです。
 
 
例えば「今日の分の勉強が終わったらゲームをする」「計画表の実行欄にシールを貼る」「チョコレートを一つ食べる」と言った物が考えられます。
 
 
あまり大げさな物にする必要はありません。それが自分にとって「メリット」になるものであれば些細なものでかまいません。
 
 
逆に些細なものの方が、細かに達成感を味わえるので効果的ではないかと私は考えています。 
 
 
「勉強前にして欲しいこと」 の記事もご覧ください。
 
 
行動のハードルを下げるというのは、したいと思う行動を行う前に、それに繋がるもっと簡単な行動をすると言うことです。
 
 
例えば「苦手な数学の勉強をする前に、簡単な計算問題を解く」「英語の勉強をする前に5分間教科書の音読をする」などのようにあまり抵抗なくできることから始めるのです。
 
 
「勉強前の儀式の勧め」 もご覧ください。
 
 
お子さんが勉強をなかなか習慣化できないというならばこのような方法を一度試してみてはいかがでしょうか?