こんにちは。学習アドバイザーの佐藤正治です(^^)
あなたのお子さんはPSやDSのようなゲームをしていますか?
良くできたゲームですと、それにハマって時間が経つのを忘れてしまうと言うことが良くあります。
言い換えれば、「ゲームをする」というモチベーションを持たせ続ける仕掛が良くできているのだと言えます。
人がモチベーションを持ち続けるには以下の3つの要素が必要だと言われています。
1.明確な目標
自分が何に向かって進んでいるのか、それがはっきりしないとモチベーションが上がりません。
良くできたゲームはこれがはっきりしています。例えばドラゴンクエストならば「竜王を倒す」ということですし、スーパーマリオブラザーズならば「ピーチ姫を助ける」ということです。
2.目標に至るための手段が明確になっている
目的がいくら明確になっていても、それに至る道筋がまったく分からなければ、目的を達成することが無理だと考え、モチベーションは起きません。
しかし、次にやるべきことが明確になっていれば、それをすればよいのですから、やるべきことがはっきりしていて、モチベーションは上がりやすくなります。
但し、ここで重要なのは、自分で決められる選択肢があるということです。
何をしても良いというのは何をしても結果は変わらないと言うことであり、選択肢のない一本道も一緒です。
これではモチベーションは上がりません。
必ずしもうまくいくとは限りませんが、自分の行動が結果に影響を与えると言うことが明確になっていると、モチベーションは上がりやすくなります。
ドラゴンクエストで言えば、強くなるためにはモンスターを倒さなければいけませんが、どのモンスターを倒すかとか、魔法を使って倒したり、武器を使って倒すといったやり方はゲームする人に任せられています。スーパーマリオブラザーズならば、基本的に右向きに進んでいくだけですが、途中でどのように進んでいくか、キノコやコインを取るか取らないかと言ったことはやる人が決められます。
3.行動の結果がきちんとフィードバックされる
2.とも関連しますが、自分の取った行動が、どういう結果をもたらしたのかが、明確に分かる必要があります。
以前、学習性無力感の話をしたことがありますが、自分の起こした行動が結果に結びつかないというのは無力感に繋がります。
ドラゴンクエストならば、モンスターを倒したらどれだけ経験値やお金を手に入れたのかが分かりますし、レベルアップしたことで新しい魔法や武器を使えるようになったり、能力がどれだけ上がったのかが数値で分かります。スーパーマリオブラザーズならばどれだけうまくゲームをクリアすることが出来たかというのはスコアや経過時間という形で明確に評価されます。
このように良くできたゲームというのはモチベーションを保つための要素が揃っているのです。
逆に言えば、その要素を揃えられれば、勉強であってもハマることが出来るようになります。
では、どうしたらいいのか?
これについては次回また書いていきたいと思います。