こんばんは。学習アドバイザーの佐藤正治です(^^)
あなたは本の目次を読みますか?
子供の頃、教科書の目次は読んだでしょうか?
意外と教科書の目次をきちんと読んだことのある人は少ないのではないでしょうか?
私も余りよく読んだことはありませんでした(^_^;
でも、目次を読むことの効能は大きいと成人してから思うようになりました。
それも教科書のように何度も何度も繰り返し読む物はそのたびに目次を読むといいと思います。
目次を読むことの効能、それは全体像がつかめると言うことと新しい言葉になれるということです。
何度も見るほど記憶に残る
当然、勉強する前に目次を読んでも何を書いてあるのか分からない項目もたくさん出てくるかと思います。
それでも、何度も目次を読むことをお勧めします。
人間の脳というのは親しみのあるものの方が親しみのないものよりも記憶に残りやすくなっています。
そして、親しみの度合いは接触回数、この場合どれだけ目に触れたかと言うことに影響されます。
つまり、何度も目次を読むことで、実際に勉強した時に記憶を呼び起こす時の手がかりとなるものを増やすことになるのです。
全体像を掴むと記憶に残る
また、全体像をつかむことで、今勉強していることが、これまで勉強してきたことやこれから勉強することにどういう風に関係しているかが分かりやすくなります。
全体の繋がりが分かるということは、勉強していることの意味づけを強くします。
人間の脳は意味のない物は大した量でなくてもなかなか覚えることが出来ませんが、意味のある物はかなり長いものでも覚えられるものです。
円周率など大量の数字を覚える記憶の達人が数字をそのまま覚えるのではなく、数字を単語に置き換え、それをひと繋がりの物語として記憶しているのもこの効果を利用したものです。
また、色々な項目と関連づけて覚えるという事は、それだけ記憶を呼び起こすヒントを作っているのと同じことです。
もし、時間があれば、マインドマップなどで自分なりに目次をまとめるのもお勧めします。
特に学年末の今、お子さんに今年度の教科書の目次をまとめさせるのをお勧めします。
目次を見て「あ、こんなこと習ったなぁ」とすぐに思い出せれば問題ありませんが、「これなんだっけ?こんなこと習ったかな?」と言う部分があったら要注意です。
4月までにもう一度その部分を復習させるようにさせてくださいね(^^)