この本も一応、SNSの

推しだったので

買ってみたのですが


ガッツリ官能系だったので

ちょっと

残念な気持ちになりました


ちなみに 官能系とは

この本から一部抜粋すると

"夫の下半身の先端に唇を押し付けた"

みたいな感じでございます(・・;)


こんな系のブログを

書いたこともあるので

信じてもらえないかもですが

官能小説って 基本的に興味ないんですよ


何かを得たくて本を買ったのに

そんな内容だと知ると

本代を無駄にしたって思っちゃう


まぁ、それでもラストは

何か感動があるんだろうと信じて

最後まで読みました


内容をざっくり紹介すると

大学生の頃に バイト先の既婚男性と

そういう関係になって

別れて 10年後に

偶然に再会するのですが


その時は 立場が逆転していました

女性は 結婚して

夫と娘がいて

既婚男性は離婚して 独り者になっていた


そこからの再燃なんですが

再就職した職場のSEの男性からも

刺激的なアプローチを受けて

一方で 夫は

いい人なんだけど

天真爛漫すぎて デリカシーがない

家事、育児を手伝わない

挙句に 夫の両親と同居しているので

心が安まる居場所が

どこにもなく

女心が 外の男で癒されるという

世の中にありがちな設定です


結末をいうと 本を読む価値を失うので

ここには書きませんが

私は正直、うーん、、、

消化不良かな


ぶっちゃけ、着地点はそこだったの❓

というモヤモヤ感が残りました


主人公の女性は

大胆な行動力を見せる割には

中庸を選んだ感が否めないし


既婚者だった男性も

不倫してた頃から

「本気で好きだった」と告白する割には

いろんな事情を差し引いても

都合のいい人って

立ち位置に甘んじている


 登場人物たちの行動や思考が

どこか中途半端で

まとまりがない印象を受けました


本でも漫画でも

一旦、キャラクターを決めたら

あとは勝手に 物語が展開していく

つまり登場人物たちが

生命を得たように 自由に動きはじめると

聞いたことがあるのですが


この小説は 先にストーリーありきで

登場人物たちが動いている

というより

ストーリーを展開させるために

著者により動かされている唐突感あり


別に 酷評をするつもりは

ありませんが

 本当に面白い映画や本は

今自分が映画を観ていることや

本を読んでいることを忘れるくらい

その世界観に入り込むものなんですが


この本は ラストまでずっと

本を読んでいる自分を自覚していました

そういう意味では

没入できませんでした


ほんと、育児しながら

働く主婦の気持ちが

上手く描かれている作品だと思うのですが

好みが分かれる本かなと

思います