次男が

「読む❓」

と言って 差し出した本


「面白かった❓」と訊くと


「んー、、別に読まなくても

いいかなって感じ」と

正直な感想を教えてくれました

(すみません)


その時は たまたま

読む本がなかったので

借りて読んでみました


最近は SNSで

強烈な推し本ばかり

読んでいるので

確かに全体的に インパクトが薄い感じ


ある意味、次男の

読んでも読まなくても

という感想は 的を得ています


愛とか 結婚って

何なんだろうね❓というのが

小説のメインテーマで


愛が何なのか

なぜ 自分の感情もハッキリ掴めないのに

結婚しようとしているのか

答えが出ないまま

年月に流されていく登場人物たち


やがて 1つの答え

"自分自身を愛することができた時

やっと 人から

愛されるようになる"

という答えに辿り着き


また誰かと共に過ごす日常を

取り戻そうとする

ざっくり言うと そんなストーリーです


主人公は 大学の写真部に

所属していたので


至るところに 写真や一眼レフの描写が

描かれていて

わざわざ

現像時間を短くして

薄い色合いで 仕上げた写真が

登場するのですが


それが このどこか

淡々とした恋愛描写とマッチして

透明な薄水色の

恋愛小説を読んでいる気分になります


写真に写すことのできないモノを

写そうとしていた女性と

初めて恋をした主人公もまた

目に見えない愛を

可視化しようとして人生に迷っていた


そんな話を

サクッと読みたい時に

いい本かもです