松本さんが
2人の結婚へ
揺るぎない信念を
持っているのは
もう
十二分に
伝わってきた
こんな歳でも
私も
女だから
結婚に
真摯に 向き合う姿勢は
好感が持てる
でも
まだまだ
食い違いだらけの
結婚観の
擦り合わせは
始まったばかり
子育てが
終わったとは言え
お互い
息子がいるし
結婚するなら
財産の相続問題も
出てくる
家族になるから
相手の親戚なんかも
一応 気になる
なにより
今の自由を
完全に 奪われると
私は 松本さんのことを
嫌いに
なりかねない
お互いが
納得するまで
一気に 進めないでほしい
グイグイ 押されると
圧迫感を
感じるので
気持ち的に
ゆとりを
持たせるために
まずは
松本さんの
『一生 一緒に』という
ポイントを 押さえて
安心させようと
思った
「私は まだ自由な時間が
ほしいし
結婚って いろんな問題が
絡んでくるから
今すぐに
決められないけど
これからも
ずっと
一緒に いるから」
「そう言ってくれると
すごく 嬉しい
親戚や親族の集まりがあれば
その人たちの手前も
あるから
籍を入れた方が
いいんだと思う
そういうことを
考えずに
俺の気持ちを 言っていいなら
籍は入れても
入れなくても
どっちでもいいと
思っているよ
ずっと 一緒にいられるなら
それでいいから
お互い 一度
結婚に 失敗したけど
失敗は
次に活かせば
いいんじゃないかな
俺は 結婚のデメリットは
全然
考えないよ
好きだから
結婚したいと思う
それだけだから
俺は 結婚をしたい訳じゃなくて
恵子とだから
したいと
思ったんだよ
恵子が どうしても
結婚が嫌と言うなら
無理にとは言わない
結婚せずに
ずっと
付き合いたいと言うなら
一生
このままでもいいし
結婚してもいいなら
結婚したい
恵子が
1人が 寂しくなってから
結婚してもいいし
もっと 歳を取って
別姓のままでは
お墓の問題なんかで
困ると言うなら
その時に 籍を入れてもいいと
思っている
どうするかは
恵子が決めればいい
結婚してから
毎日 食事を作るのが
大変なら
作らない日があってもいいよ
俺は ご飯が目当てで
結婚したいんじゃないから
2人で ずっと
一緒にいることが
目的なんだから
うちは 母親が
共働きだったから
家に帰っても
ご飯がなくて
兄弟で 作ったりしてたし
そんなのは
普通だったから
そこは
無理をしなくていい
自由が大事っていうなら
恵子の自由は
邪魔しないよ
もし 結婚するって
言ってくれるなら
俺は
今すぐにでも
婚姻届に サインができる
俺と
結婚して下さい
愛してるよ」
松本さんの
結婚への
ありったけの想いと
どこまでも
譲歩できる覚悟が
伝わってきた
そして
いつでも
スタンバイ状態だった
私が 決めればいい
と 言いながらも
結婚して下さい
と 言う
松本さんは
やっぱり
『結婚』そのものに
こだわっている
相手の想いを受けて
じゃあ
私の『結婚観』は❓
と 改めて
考えてみた