{940F4185-1E6F-4B8B-8F69-FAF01E056C20}

この本は
ブックオフで 見かけて
面白そうだったので
買ってみました

読む前から 内容は 
だいたい
想像がついていましたが

想像以上でした(笑)

フランス人にとって
もっとも重要なのは
仕事でも 家庭でも お金でもなく
ただただ
「愛」なんだそうです

不倫について
日本と 
根本的に 異なっているのは

不倫される側にも
責任があるという考え方が
一般的なこと

「倫理にもとる」行為として
民法に記載されていないこと

男女とも
不倫の末 家庭が壊れるのも
さほど厭わないため
カップルの流動性は
とても高いそうです

家庭という枠組みは
家と家の結びつきをベースとする
 日本に対し

フランスは
個人と個人の結びつきで
形成されています

家庭内でも
常に ある程度の緊張感が
漂っていて

自分の魅力を磨いていないと
より魅惑的な人に
パートナーを
さらわれてしまうかも
わからないそうです

それでも カップルは
馴れ合いでなく
本物の恋愛で
結びついていて

明日のことは
わからないから
今 ここでは
お互い 最大の想いを注ぐ
愛情が冷めない努力を
怠らないという
まさに"恋愛至上主義"です

この本は
フランスに住む男女の言葉で
組み立てられています

特に 印象に残った言葉を
いくつか
ご紹介します


58歳 女性 ネイリスト

『1968年の五月革命の前は
フランスも 女性の立場は
日本と似たようなものだった』


64歳 男性 アパレル経営者

『生涯恋愛?
そんなの当たり前じゃないの?
それが 世界基準だと思っていたよ』


58歳 女性 ネイリスト

『夫婦別室?
セックスレス率40%?
その時点で婚姻生活は終わり
浮気とか不倫以前の問題よ
日本って問題が多いのね』


55歳 女性 通訳 

『不倫って言葉 訳せないわ
そもそも存在しないから
浮気や嫉妬が理由で
別れる夫婦もいっぱいいるけど
法律の問題じゃない』


58歳 男性 美容外科医

『日本の男性のロリコンは
有名だよ
若い女の子が好きだね
自分に自信がない
マザコンの証拠だね』


50歳 女性 銀行員

『うちの母がね
亡くなった父の親友と
付き合うようになったの
今でも週に一回は 愛し合うって
言ってたわ
彼は88歳、母は82歳よ
素敵でしょう』


笑えたのは
日本では
綺麗な女性を見かけると
「きっと 独身なんだろう」
って思いますが

フランスでは
「きっと 結婚してるんだろう」
って 思うそうです

中年女性への意識も
真逆で

フランスには
『エレガンスは年齢を重ねた人の特権』
という諺も
あるくらいなので

若い子にはない
身体の独特の柔らかみ
知性
懐の深さ
人間味の深さ

そういった魅力を
フランスの男性は
肯定しているそうです

この本は
恋愛以外にも

フランスの女性の美容やオシャレ
健康、食生活
ランジェリーの話等が
紹介されています

全てが
エレガント

そして 1つ1つが
やはり
"恋愛"へと結びついています

日本のR45の
女性の方で

年齢に対する
コンプレックスをお持ちの方は
(私もそうです(笑))

この本の
何歳になっても
堂々と 恋愛を楽しむ

フランスの女性たちの考え方に
触れてほしいな
と思いました