まぎらわしい形容詞はこう理解できる | 苦手を克服!得意をもっと得意に!中学・高校英語がわかる講座

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高校英語の文法の参考書や問題集には、形容詞の項目があります。

その項目の中に、まぎらわしい形容詞のことが取り上げられていることが多いです。

 

forgetfulとforgettable、respectfulとrespectable、regretfulとregrettable

 

意味については後でふれますから、今は省略しますが、それぞれの単語がどういう意味か、ちゃんとわかりますか?

意味もなんとなく似たものどうしなんで、よけいに覚えにくいですよねショボーン

 

とくにこのableとfulで終わっている単語は覚えるのに苦労すると思います。

ただ、そんなものにかぎって試験とかでは出題されることが多いんで、避けるわけにはいきません。

そこで、今回はそんなableとfulで終わっている単語の覚え方について紹介しようかと思います!

けっこう理屈がわかればスイスイと覚えやすくなると思いますウインク

 

ableで終わっている単語は「~できる」という可能の意味をもっていることは聞いたことがあるんじゃないでしょうか?

be able to ~は「~することができる」という意味の熟語ですから、なんとなくイメージもつきやすいと思いますグッ

「アンビリーバボー」という発音で知られているunbelievableという単語は、

un(「~ない」という否定の意味)+believe(信じる)+able(~できる)

という構造だから、「信じられない」という意味になるわけですね。

 

ただ、このableという語尾は「~できる」という意味だけでなく「~される」という受け身の意味も持っているんです。

この意味もあることが意外と知られてないんですが、覚えやすくなるためにはこれはぜひ身につけてほしい知識なので、今ここで覚えといてください!!

つまり、ableで終わる単語には「~できる」「~される」という意味あいを持っているということになります。

 

一方、fulという語尾は「~している」という能動の意味を持っています。

さっきのableという語尾は「~される」という意味あいなんで、つまり正反対の立場をあらわしていることになりますね?

これを利用して、具体的な単語で見ていくことにしましょうチョキ

 

forgettableにはforget(忘れる)にableがついています。

ということは受け身の意味が追加されることになるので、「忘れられる」という意味あいになっていきます。

なので、「容易に忘れられる」という意味をあらわす単語になり、物事について言うときに使う単語になるわけですニコニコ

 

一方、forgetfulについては、forgetにfulがついてるんですから、「~している」という能動の意味あいがつきますね。

「忘れている」という意味あいになるわけで、「どんどん忘れている→忘れっぽい」ということになるわけです。

だから、「忘れっぽい」という意味で、人のことを言うときに使う単語になるわけですねウインク

 

もう一個ほかの単語でも考えてみましょう。

regrettableは、regret(後悔する、悔やむ)にableがついていますから、「後悔される、悔やまれる」という意味あいになります。

つまり、「あれは後悔されるようなインパクトがあるものだ」ということを言いたいわけで、だから「(行為や事件などが)残念な、悔やむべき」などの意味で辞書に載ってるわけです。

regretfulはregretにfulがついていて「後悔している、悔やんでいる」という意味あいになるから、「(人が)後悔している、(表情などが)残念がっている」などの意味になっているわけですねおねがい

 

このような考えかたができると、自分が知らない形容詞でこのような形のものが出てきても、意味を簡単に推測できるようになります。

たとえば、

He is likable.

という文があったとき、これはどういう意味になると思いますか??

 

likableという単語は、ほとんどの単語帳に載ってないと思いますが、likeにableがついてできた単語というのはわかるかと思います。

そうすると、likeは「~が好きだ」という意味ですから、これに受け身の意味がついて「好かれる、好まれる」という意味あいになるはずですよね?ニヤリ

というわけで、likableは「(人が)好かれる、魅力的な、好ましい」という意味をあらわすわけです(つまり、さっきの英文は「彼は好かれている人だ」ということを言いたいわけです)。

 

このような、文法の問題集などで取り上げられるようなまぎらわしい形容詞は、分解してみてそれぞれの要素が何をあらわしているかをつきとめてみると、覚えやすくなると思います。

ここでは、ableとfulしか取り上げていませんが、それ以外のものでもおそらく応用がきくかと思います。

Google検索の力を借りながらやってみるのも一つの手かもしれません音符