スラングでのhitの意味 | 苦手を克服!得意をもっと得意に!中学・高校英語がわかる講座

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英語が苦手だ、よくわからないという中学生・高校生のみなさんに学校の授業よりもわかりやすくポイントを説明したり、英語が得意になるような勉強法を紹介したり、スラングなど英語の雑学を教えるブログです。英語についての相談にも応じますよ!

hitは中学レベルで覚えておきたい単語のうちの一つです。

意味は大丈夫ですか?(いろんな意味がありますが)

 

基本的な意味は「打つ」「たたく」「当てる」といったところでしょう。

ほかにも「襲う」という意味もありますね?

(A big typhoon hit Okinawa.というと「大きな台風が沖縄を襲った」という意味になるように)

 

今回はそのhitを使ったスラングを2つ紹介したいと思います。

さっき解説した意味とは全然ちがう意味で使われていて、おもしろいですよ(^_^)

 

まず、hit ~ upというスラングです。

このスラングの意味は「~に連絡をとる」という意味です。

さっき解説した意味から考えたら「~をたたく」なんて想像しちゃいそうですが、そんな意味ではないんですね(笑)

ここでは、hitは「連絡をとる」という意味で使われていますから、単語帳に載ってる意味からは想像がつかない使われ方をしていますね。

 

たとえば、Hit me up anytime!と言われたら、「いつでも私に連絡してね!」ということを言われているわけです。

あるいは、仲のいい人に「今夜連絡するね」と言いたいときは、I'll hit you up tonight.と言えばOKというわけです。

 

このように、連絡をとりたい相手をhitとupの間に入れて使えばOKです。

ちなみに、upがないといけないみたいなので、必ずhit ~ upという形で使うようにしましょう(そうしないと、本当に「たたく」という意味でとられかねないです)。

 

次は、〈hit+場所をあらわすことば〉という形です。

なんか文法を教えているみたいな感じの形になっちゃいましたが、これは「~に行く」「~に到着する」という意味のスラングなんです。

つまり、hitはスラングでは「行く」「到着する」という意味で使われることがあるということですね。

 

さっきの「~に連絡をとる」のスラングではupは必要でしたが、「~に行く」のスラングではupはなくて大丈夫です(あってもいいみたいですが)。

ただ、自分が見たことがある範囲内では、具体的な店名などに「行く」ときはupがあって、そうじゃないときはupが省かれているのが多いかなと思います。

 

たとえば、「映画に行く」というときはhit the movie、「クラブに行く」というときはhit the clubという感じで使えます。

「マクドナルドに行く」というときはhit up McDonald'sというように、upをいっしょに使うというのが多いかなと思っています(あくまで自分が見た範囲内なので、実際は別にそうじゃないかもしれません)。

 

これの関連した表現になりますが、hit the roadというスラングがあります。

roadは「道」ですから、「道に行く」ということになります。

道に行くのはどこかへと向かうために決まっていますから、これによりhit the roadは「出発する」という意味のスラングになるんですね。