hotは中学英語で出てくるぐらいの基本的な単語です。
「暑い」「熱い」という意味で習いますね。
なので、たとえばIt's hot today.(今日は暑いです)のように使うわけですね。
このhotですが、「暑い」「熱い」という意味だけじゃないんですよ~。
とはいっても、スラングではの話ですが。
今回は、hotという単語がスラングでどう使われているのかについて書いていきたいと思います。
あくまでスラングでの意味なので、単語テストで書いても×とされちゃうと思いますから、ご注意を!
・魅力的な人
「魅力的」といっても、何をもって「魅力的」とするかはいろいろですよね。
hotが使われている場合は、女性のセクシーさを「魅力的」というときだそうです。
She is hot.というと、「彼女はセクシーだ」と言っていると解釈してよいでしょう。
ただ、どうもこのhotは男性に対しても使えるようです。
要するに、身体的な魅力がある男性や女性に対して使うわけですね。
英語圏の若い人に限らず、いろんな世代で使われているようです。
ただ、だからといって、You are hot.とほめ言葉のつもりで言っていいかというと、そうとは限りません。
「おまえ、いい女だな」と言ったって、それは時と場合によっては失礼な発言になりますよね?
それと同じです。
・人気がある、成功している
学校で習う英語でいうとpopularかsuccessfulに近いといったらいいんでしょうか。
日本でも、人気のものについてマスコミとかが取り上げるときに「今、〇〇がアツい!」なんて言いますよね」?
それと同じような感じで使っているわけです。
別に人じゃなくても、ものについてhotということもできます。
しかもどんなものについて使ってもOKです。
The movie is hot.(その映画はすごい人気だ)とか、The book is hot now!(その本が今、アツい!)とかのように使えます。
・好調な
スポーツ記事でhotを見かけたらこの意味を疑ったほうがいいかもですね。
野球、サッカー、バスケットボール、バレーボールなどなど、いろんな種目で使えます。
例文を挙げるとすれば、Otani was hot with the Angels.(大谷はエンゼルスで好調だった)というような感じです。
・盗んだもの
ここまでは、hotにこめられた意味はいい意味ばかりでしたが、スラングではこういうネガティブな意味もあります。
いい意味もあれば悪い意味もありますから、前後の文脈をしっかりとつかんでおかないと大変な取り違えをしてしまいそうですね。
たとえば、You should not buy the bicycle. It may be hot.(その自転車を買うべきではない。それは盗品かもしれない)という感じで使います。
やっぱり、しっかり文脈を把握しないと「それは人気がある」みたいにとらえちゃいそうになりますね。
・(刑務所の)食事
この意味については、あまり重要じゃありません。
そんなに多く出てくることがないからです。
ふだんの会話で、刑務所関係の用語を会話で使うことってあんまりないですよね?
それと同じで、これを聞くのはおそらく刑務所関係の描写がある映画とかドラマぐらいじゃないでしょうか?
しかも「食事」という意味で使われる表現も、three hots and a cotというぐらいしかないかと思われます。
「3食とベッド」ということで、これで「刑務所」ということを暗に示しているというわけです。