英語の自由英作文への慣れ方 | 苦手を克服!得意をもっと得意に!中学・高校英語がわかる講座

苦手を克服!得意をもっと得意に!中学・高校英語がわかる講座

英語が苦手だ、よくわからないという中学生・高校生のみなさんに学校の授業よりもわかりやすくポイントを説明したり、英語が得意になるような勉強法を紹介したり、スラングなど英語の雑学を教えるブログです。英語についての相談にも応じますよ!

今回はライティングの勉強法について書きたいと思います。

最近の入試(高校入試も大学入試も)でよく目にする自由英作文問題への対策についてです。

 

自由英作文というのは、このブログで何回も取り上げたことがありますが、ある「お題」みたいなのが与えられて、それについての自分の意見などを書いていくという問題です。

「次の日本文を英文にしなさい」というような、ある程度解答の内容が決まっている問題とちがって、意見などを述べるわけなので、いろんな解答が考えられる問題となるので自由英作文と呼ばれています。

 

ということは、自分でどういう内容を書こうか考え、さらにそれをどう英語で表現しようかとか、どういう流れで話を進めていったほうがより伝わりやすいかとかいうことも考えないといけません。

おそらくいきなりそういう問題を解けと言われても、最初のうちはとまどっちゃうと思いますね。

 

なので、自由英作文に慣れるにはどうすればいいか、というと、一番効果的な慣れ方は「練習を積むこと」ということに結局なっちゃいます。

ある程度、自由英作文問題にとりかかった経験があれば、いざ本番というときにそのような問題が出されても、今までの経験から「なんとなく最初はこんなことを書いて、次にこんなことを書いてってすれば、だいたいはOKちゃうかな?」というような、一種の「カン」みたいなのが働いてあせらずにすみます。

でも、そんな練習などまったくしたことがないっていう人になると、「え!そんなこと急に言われても…」という感じで困っちゃうわけです。

 

じゃあ、その「練習を積む」にはどうすればいいんでしょう?

一番いいのは、本屋さんに行って、そういう問題が収録されている問題集を買って解いてみるという方法でしょう。

実際の入試問題を想定して問題が作られていたりだとか、本当に入試に出題された問題を収録していたりとかしていますから、めざすレベルとしてはみごとにマッチしているといえます。

 

でも、ほかの教科の問題集も買わないといけないし、そこまで予算が出せない!っていう場合は、自分でテーマを決めてそれを英語で書いてみるという方法でも全然OKだと思います。

おすすめなのは、やさしいレベルのテーマから書き始めることです。

 

具体的に言うと、自由英作文問題の練習を今から始めるという場合は、自分の身の回りのことをテーマにすることをおすすめします!

自分の家族のこと、自分の友だちのこと、自分の学校のこと、自分が住んでいる市町村や都道府県などのこと、などなど。

これらについて紹介するということをテーマにするのがいいと思います。

 

ポイントは、理由について、つまり「なぜ?」ということを述べずに、単に事実の列挙程度ですむ内容にすることです。

理由についても含めるとなると、ある程度内容に論理性などが必要になってきますが、紹介というような、事実を並べるしかないということなら、求められる論理性は薄まります。

そういった理由で手始めとしてはおすすめなわけです。

 

ある程度、それについて書いていったなら、そこで理由の説明ができそうなテーマに挑戦していきます。

自分の好きな食べ物のこと、自分の好きな季節のこと、自分の尊敬する人など。

これらのことなら、たとえば友だちどうしの会話でも「なんでそれが好きなん?」というような質問があったりすると思いますが、そういうテーマについて書いていくわけです。

 

この段階でも、まだ自分に関係することをテーマにしたほうが取り組みやすいと思います。

そちらのほうが、まだ書きやすいと思いますから練習にはピッタリですし、ここでは理由の説明などをどういうように書いていけば論理的に伝わるかなという練習をすることがメインだからです。

 

その練習もある程度したところで、自分の身の回りだけという制限を取り払いましょう。

ネットニュースなどを見ていたら、いろんな社会問題のことなどを目にすることができますが、それについて自分はどう思うかということを書いていきましょう。

 

その際、まずは自分の興味のある分野から書き始めたらOKです!

芸能関係のニュースに興味があるというなら、そのニュースから探して書いていったらいいですし、芸能じゃなくても、政治、経済、スポーツ、なんでもOKです。

自分と直接関係のない話題について、どういう意見を考えたらいいのか、あるいはどういう意見なら英語にしやすいかということを、自分で体得していくわけです。

 

自分の興味のある分野のニュースについての意見を述べるというのを2、3回やったぐらいから、自分の興味のない分野のニュースもチェックしてみましょう。

実際の入試などでは、自分の興味のある分野だけから出題される可能性は低いわけですから、ちょっと自分の興味などからかけ離れているような話題を出されても大丈夫なようにしていきます。

できるだけ、ちょっとかたいというか、まじめな内容のニュースについてのほうがおすすめですね。

それについての意見を書けるようになっていれば、ほとんどの自由英作文問題は対応可能になるはずなので(^_^)