【サクッと演習】関係詞のthatと接続詞のthat | 苦手を克服!得意をもっと得意に!中学・高校英語がわかる講座

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高校英語で習う内容について「サクッと演習」してみましょう!

thatについて、今日は扱っていきます!

 

中1で習うシンプルな単語ですが、ちょっと奥が深い単語なんですよ(^_^)

ちょっとこの問題にトライしてみてください!

 

チェック問題
次の英文を日本語に訳してください。

1.The news that she is alive is true.

2.The news that I heard is true.

 

解説

1.The news(ニュース、知らせ)というのが主語になっているわけですが、もちろんそれだけだと、何のニュースのことなのかがさっぱりわかりません。

なので、that節が後ろからそんなニュースなのかというのを修飾しているというわけですね。

 

そのthat節をもう少し丁寧に見てみましょう。

she is aliveは「彼女は生きている」という意味です。

そこから考えると、that節はニュースの内容だと考えられますから、「彼女は生きているというニュース」とすると適切でしょう。

 

「もっと文法的に考えたい」という場合は、こう考えるといいでしょう。

that節はshe is aliveで終わりです。

she is aliveはこれだけで「彼女は生きている」という意味の、きちんと完成された英文になっています。

このように、that節の中が、きちんと完成された英文になっている場合は、thatは「~という」という意味の接続詞だととらえることができます。

 

trueは「正しい、真実の」という意味です。

よって、この英文を日本語にすると、

「彼女は生きているというニュースは本当です」

となります。

ポイント
完全な文をともなっているthatは「~という」という意味


2.この文でも、The newsが主語となっていて、that以降の部分が、どんなニュースなのかを修飾していますね。

that以降の部分をもう少し詳しく見ていくと、I heardとなってます。

「私が聞いた」という意味で、ここでいったん意味の切れ目があることがわかるでしょう。

 

このI heardですが、一見、完成された英文のように見えますが、「私が聞いた」とだけ言われても、何を聞いたのかは、これだけ言われたらわかりませんね?

ちゃんとした文にするなら、「私は~を聞いた」としないといけないはずです。

つまり、that以降の部分が不完全な英文になっているというわけです。

 

この場合のthatは関係代名詞ととらえることができます。

この英文の場合なら「~を聞いた」の「~を」の部分が最初に出てきちゃっているから、後ろの英文が不完全な形になっちゃったわけですね。

関係代名詞なので、「~という」という意味をthatは持ちません。

 

is trueの部分の訳し方は、1.と同じです。

よって、この英文を日本語にすると、

「私が聞いたそのニュースは本当です」

です。

ポイント
不完全な文をともなっているthatは関係詞