中学3年生の人たちにとってはあと1~2か月したら高校入試ですね。
人生で初めての入試だという人が多数派でしょうね。
ぜひ「サクラサク」結果を勝ち取ってくださいねo(^_^)o
さて、そんな高校入試ですが、高校入試でよーく取り上げられる項目のひとつに「分詞」というのがあります。
「~している」「~された」という修飾語句を使った表現のことです。
だいたいは中3の2学期終わりごろから習うというのが多いと思います。
今日はそんな表現についてのサクッと演習です。
さっそくこの問題をやってみてください!
チェック問題
次の日本語の意味を表す英文になるように、( )の中の単語を並べ替えて英文を完成させてください。(文頭にくる語句も小文字になっています)
1.その歌っている女の子を見なさい。
(at,singing,the,look,girl).
2.あの木の下で歌っている女の子は誰ですか。
(who,girl,singing,under,that tree,is,the)?
解説
1.もしこれが「その女の子を見なさい」というだけの文章だったら、簡単に英文ができそうですね。
Look at the girl.でいいはずです。
look at ~は「~を見る」という表現ですね。
そこに「歌っている」というのが入っているからちょっと面倒になっています。
この「歌っている」というのは、直後の「女の子」というのを修飾している(どんな「女の子」かを説明している)部分です。
「歌っている」というのをあらわすのは、与えられている語句ではsingingだけですね。
「~している」といって修飾している場合は、現在分詞(~ing形)であらわすことができます。
そして、「~している」というのが~ing形1個だけで表せた場合は、修飾するものの直前に置かなければなりません。
つまり、この問題の場合は、「女の子」(girl)の前に置くんで、singing girlという語順になります。
これをさっきのLook at the girl.という文と組み合わせると、
Look at the singing girl.となります。
~ing形だけでなく、「~された」といって修飾するときに使う過去分詞でも同じ語順となります。
ポイント
~ing形や過去分詞1個だけで修飾できる場合は、直前に置いて修飾する
2さっきの問題と同じように考えてみましょう。
もし修飾する語句を無視して文を作りたいとなれば、「女の子は誰ですか」という部分だけで作ることになります。
Who is the girl?
といったんできます。
どんな「女の子」かというと、「あの木の下で歌っている」女の子だということになります。
「歌っている」というのはさっきみたいにsingingで修飾することができます。
でも、明らかに今度は単語1個で修飾することは不可能です。
「あの木の下で」というのがあり、この部分は英語にするとunder that treeです。
どこで歌っているのかもきちんと言わないといけませんから、singing under that treeと書かないといけません。
単語の数は4つになっちゃいました。
このように、単語が2個以上になった場合は、修飾されるものの後ろに置く語順になります。
この問題だったら、「女の子」(girl)の後におきますから、
Who is the girl singing under that tree?
となります。
単語1個ですんでいるのか、2個以上になっているのかで、前に置くのか後ろに置くのかが変わるというのが、今回のサクッと演習のポイントです。
ポイント
単語2個以上で修飾するときは、後ろに置いて修飾する