中央道で韮崎に向かい、新府城址を目指す。新府城は武田勝頼により1581年9月に完成したが、翌1582年に織田軍に攻められた武田勝頼は自ら火を放って城を出たという悲運の城である。中央道韮崎I.C.で一般道に出て進むと森の中に新府城跡の案内が出てくる。
(新府城跡入口)
ここから城内の藤武稲荷神社への長い階段が延びている。
(藤武稲荷神社への長い階段)
階段を上り切って満足感は得られるが、神社の他には何もない。何しろ、焼かれてしまっているのだから。
(本丸跡)
天然の要害という感じで四方に展望が効く。特に西側は釜無川に対してかなりの高低差のある崖であり素晴らしい眺めのはずなのだけど草木が延びてしまって見ることができないのは残念である。
城跡を降りて、ついでに付近にある中央本線の新府駅へ。
(新府駅 上りホーム入口)
新府駅は駅舎も待合室も何にもなく、1時間に1本程度普通電車だけが停車する。
(E353系下りあずさ_新府駅上りホームから撮影)
新府駅周辺探索後、韮崎市民俗資料館へ。
(韮崎市民俗資料館)
新府城に関する資料もあるが、全体としては韮崎の古墳時代から昭和の時代までの発掘物や物品の展示でこれはこれで面白い。
新府城への上り下りなどいい運動になったのでお昼を食べに行く。韮崎市外にある山本製麺所へ。
(山本製麺工場)
ここは食堂などの営業は無いのでほうとうの面だけを購入する。本来は飲食店など業販が主と思われるが、面倒がらずに小売りもしてくれた。山本な製麺なので「勘助ほうとう」なのだろう。昼食のお店を探すために韮崎駅へ。
(韮崎駅)
40年前に登山で利用した時の、高い位置にあるホームから街並みを見下ろす構造は変わらないが、駅舎はずいぶん新しくなっている。40年前と比べたら当然か。
駅前の観光案内所で源泉かけ流しをPRしている韮崎旭温泉をみつける。源泉かけ流しに惹かれて行ってみる。
(韮崎旭温泉)
炭酸戦でぬるい湯温なので夏でも長湯ができる。日帰り専門だがリラックスできて最高。これは良い温泉である。
先日のマフラー破損修理の際にラジエターに水漏れ跡が見つかり、出発前にロッソコルサさんに70パーセントの確率で大丈夫だろう。冷却水の量と水温計に注意しながら走ってくださいと助言されたが、30度の気温をモノとせず無事に行程をこなせた。当たり前だが高速道路で少々飛ばしても水温は低く安定しているが、一般路の渋滞では水温が上がりがちになる。渋滞が如何に車に負担が大きいかが改めてわかる。








