1885年8月に群馬県御巣鷹山に墜落し乗客乗員520名が死亡した日航機墜落事故の遺族でもある著者が、公式見解となっている圧力隔壁のの破壊を原因とした垂直尾翼喪失説に疑問を呈して、真相は自衛隊の無人標的機との衝突が原因であり、事実を隠蔽するために自衛隊機が日航機の横田基地への緊急着陸を阻み、御巣鷹付近で撃墜したと述べている。

事故当日の経緯は私も良く覚えていて、少なくとも事故当日には墜落地点がわからなかったこと(故意に誤報が報道された)、山梨県から八王子付近まで東進した日航機が西北へ向きを変えて群馬県方向へ飛行したこと、ボーイング社が謝罪もしないことが変だと思っていた。自衛隊機による撃墜や墜落直後からの隠蔽工作など酷いものだ。戦前の大日本帝国ならいざ知らず。現代でもこんな非人道的な隠蔽が行われるのかと悪寒がした。

小田周二著_524人の命乞い_日航123便乗客乗員怪死の謎